分かる君

「分かる君」が運営するサイトです。 ITの難しい用語や、仕事で感じた事などを中心に"わかりやすさ"を意識して記事にしています。少しでも共感や参考にしていただける人がいたら嬉しいです。

2023/4/16

スマート・コントラクトとは(ブロックチェーン)

スマート・コントラクト ブロックチェーンのスマート・コントラクトとは スマート・コントラクトとは、契約行動をプログラム化し、自動的に実行する仕組みです。 スマート・コントラクトはブロックチェーン上で動くプログラムで、特定の条件を満たした場合に契約を行うなど、さまざまな業務処理を記述できます。 イーサリアムなど多くの暗号資産(仮想通貨)でスマート・コントラクトが実装されています。 スマート・コントラクトの仕組みを理解する上でよく例に挙がられるのが自動販売機です。 自動販売機は利用者が商品を選択し、事前に決め ...

2023/4/16

パブリックチェーンとプライベートチェーンの違い

はじめに ブロックチェーンは大きく分けて「パブリックチェーン(パブリック型)」と「プライベートチェーン(プライベート型)」に分類されます。 パブリックチェーンは、世界中の誰でもネットワークに参加できるオープンなブロックチェーンで、管理者は存在せず、自由に参加や脱退ができます。 それに対しプライベートチェーンは、参加者が限定されたブロックチェーンで、単体で管理組織が存在し、ネットワークに参加するには管理者の許可が必要です。(※複数の管理組織が存在する場合は、コンソーシアムチェーンといいます。) 本記事では、 ...

2023/4/16

コンソーシアムチェーンとは(コンソーシアム型のブロックチェーン)

コンソーシアムチェーン(コンソーシアム型) コンソーシアムチェーン(コンソーシアム型)とは、複数の管理者が存在し、参加者が限定されたブロックチェーンのことです。 ブロックチェーンとは ブロックチェーンとは、取引データを「ブロック」という1単位にまとめて管理し、その「ブロック」を「チェーン」のように繋いで保管する技術のことです。 2008年に「サトシ・ナカモト」という名前を使った人物(またはグループ)が、暗号資産(仮想通貨)ビットコインの公開取引台帳としての役割を果たすために発明しました。 ブロックチェーン ...

2024/12/10

プライベートチェーンとは | 分かりやすく図解で解説

プライベートチェーン(プライベート型) プライベートチェーン(プライベート型)とは、単体で管理者(管理する組織)が存在し、参加者が限定されたブロックチェーンのことです。 ブロックチェーンとは ブロックチェーンとは、取引するデータを「ブロック」という1単位にまとめて管理し、その「ブロック」を「チェーン」のように繋いで保管する技術のことです。 2008年に「サトシ・ナカモト」という名前を使った人物(またはグループ)が、暗号資産(仮想通貨)ビットコインの公開取引台帳としての役割を果たすために発明したのがブロック ...

2023/4/9

パブリックチェーンとは(パブリック型のブロックチェーン)

パブリックチェーン(パブリック型) ブロックチェーンとは ブロックチェーンとは、取引するデータを「ブロック」という1単位にまとめて管理し、その「ブロック」を「チェーン」のように繋いで保管する技術のことです。 データの破壊・改ざんは極めて困難であり、障害によって停止する可能性が低いシステムが作れるため、大きな注目を集めています。 ブロックチェーンには大きく分けて「パブリックチェーン(パブリック型)」「プライベートチェーン(プライベート型)」「コンソーシアムチェーン(コンソーシアム型)」があります。 パブリッ ...

2023/4/4

PoSとDPoSの違い

PoSとDPoSの違い PoS(Proof of stake)は暗号資産「イーサリアム2.0」などが採用しているコンセンサスアルゴリズム、DPoS(Delegated Proof of Stake)は暗号資産「BitShares」や「Lisk」などが採用しているコンセンサスアルゴリズムで、どちらもコンセンサスアルゴリズムの一種です。 PoSは暗号資産(仮想通貨)の保有量が多い参加者ほど、承認者に選出(ブロックの生成権)される確率が高くなる仕組みです。 DPoSは保有量に応じて承認者(ブロックの生成権)を選 ...

2023/3/31

ステーキング(暗号資産)とは

暗号資産(仮想通貨)のステーキング ステーキングとは ステーキングとは、特定の暗号資産(仮想通貨)を保有するだけで利益を得ることができる仕組みのことです。 暗号資産(仮想通貨)を保有することで、ブロックチェーンの維持や承認に貢献できる仕組みになっており、その貢献度の応じた報酬を受け取ることができます。 ステーキングのやり方には「国内取引所」や「海外取引所」を利用する方法と、ブロックチェーンのネットワークに直接参加する方法があります。 ブロックチェーンのネットワークに直接参加してステーキングを行うのは難易度 ...

2023/3/29

PoC(プルーフ・オブ・コンセンサス)とは

PoC(Proof of Consensus) PoCとは PoC(英:Proof of Consensus、読み:プルーフ・オブ・コンセンサス)とは、リップル(XRP)が採用しているコンセンサスアルゴリズムです。 Proof of Consensusは直訳すると「合意の証明」という意味で、リップル社が管理・認定するバリデータと呼ばれる承認者による多数決によって合意する仕組みです。 コンセンサスアルゴリズムとは 暗号資産(仮想通貨)の基盤技術であるブロックチェーンは、次の図のように「P2P(ピアツーピア) ...

2024/6/10

スケーラビリティ問題とは

スケーラビリティ問題 スケーラビリティ問題とは スケーラビリティ問題とは、暗号資産(仮想通貨)の利用者が増加することで、データ処理が追いつかなくなってしまう問題のことです。 スケーラビリティ問題で懸念される具体的なリスクとして、処理速度の低下と手数料の増加が挙げられます。 なぜ処理速度が低下するの? 暗号資産(仮想通貨)で有名なビットコインは10分ほどで時間を区切り、その単位でトランザクションをひとまとめにします。このまとめる単位のことを「ブロック」と呼び、取引データをブロックにまとめブロックチェーン上に ...

2023/3/25

DPoS(デリゲート・プルーフ・オブ・ステーク)とは

DPoS(Delegated Proof of Stake) DPoSとは DPoS(英:Delegated Proof of Stake、読み:デリゲート・プルーフ・オブ・ステーク)とは、BitSharesやLiskなどが採用しているコンセンサスアルゴリズムです。 DPoSは保有量に応じて承認者(ブロックの生成権)を選出する PoS(Proof of stake)の発展形として誕生したもので、暗号資産(仮想通貨)の保有者に対して保有量に応じた投票権を割り当て、投票によって承認者を選出する仕組みです。 コ ...

2023/4/16

PoI(プルーフ・オブ・インポータンス)とは

PoI(Proof of Importance) Polとは Pol(英:Proof of Importance、読み:プルーフ・オブ・インポータンス)とは、ネム(NEM)が採用しているコンセンサスアルゴリズムです。 ネム(NEM)は、New Economy Movement(新しい経済運動)の略称で、国や政府が管理する既存の枠組みではなく、分散化・経済的な自由・平等といった原則に基づいた新しい経済の枠組みを確立することを目標に作られてものです。暗号資産(仮想通貨)のXEMを提供し「ネム(XEM)」や「ネ ...

2023/3/23

暗号資産(仮想通貨)のバリデータ

暗号資産(仮想通貨)のバリデータ バリデータとは バリデータ(バリデーター)とは、イーサリアム2.0などの暗号資産(仮想通貨)で取引データが正しいかどうか検証するノードのことです。 主にPoS(プルーフ・オブ・ステーク)を採用しているブロックチェーンで使用される用語であり、PoW(プルーフ・オブ・ワーク)におけるマイナーと同じ役割を持ちます。 なぜバリデータが必要なのか? 暗号資産(仮想通貨)の基盤技術となるブロックチェーンは、取引データを承認する管理者が不在です。 ブロックチェーンでは「P2P(ピアツー ...

2023/3/28

PoWとPoSの違い

コンセンサスアルゴリズム PoW(プルーフ・オブ・ワーク)とPoS(プルーフ・オブ・ステーク)はどちらもコンセンサスアルゴリズムの一種です。暗号資産で有名なビットコインはPoW、イーサリアム2.0はPoSのコンセンサスアルゴリズムを採用しています。 コンセンサスアルゴリズムとは 暗号資産(仮想通貨)の基盤技術であるブロックチェーンは、取引を管理・承認する管理者が不在です。 次の図はブロックチェーンのネットワークイメージ例です。 ブロックチェーンでは、P2P(ピアツーピア)という接続・通信方式を採用しており ...

2024/12/10

PoS(プルーフ・オブ・ステーク)とは | 分かりやすく図解で解説

PoS(Proof of stake) PoSとは PoS(英:Proof of stake、読み:プルーフ・オブ・ステーク)とは、暗号資産(仮想通貨)で有名な「イーサリアム2.0」などが採用しているコンセンサスアルゴリズムです。 暗号資産(仮想通貨)の基盤技術となるブロックチェーンは、取引データを承認する管理者が不在です。 ブロックチェーンは上記図のように「P2P(ピアツーピア)」と呼ばれる接続・通信方式を採用しており、P2Pネットワークでは、接続されたコンピュータ同士が対等の立場でデータの送受信をおこ ...

2024/6/12

51%攻撃とは

51%攻撃 51%攻撃とは 51%攻撃とは、悪意ある集団や個人がブロックチェーン上での取引承認権を独占(過半数を支配)して、不正な取引の承認などを行う行為のことです。 ビットコインの基盤技術となるブロックチェーンは、取引データを承認する管理者が不在です。 上記図は、接続されたコンピュータ同士が対等の立場でデータのやり取りをする接続・通信方式である「P2P(ピアツーピア)」のイメージ例であり、ブロックチェーンはこの接続方式を採用しています。 P2Pネットワークでは、接続されたコンピュータ同士が対等の立場であ ...

2024/6/12

マイニング(暗号資産)とは

マイニング マイニングとは マイニング(採掘)とは、暗号資産(仮想通貨)の"取引の承認"および"確認作業"をおこない、その報酬として暗号資産(仮想通貨)を手に入れる行為のことです。 マイニングを行う人(ノード)をマイナーと呼び、世界中のマイナーたちが、成功報酬(新たに発行された暗号資産)を得るために競争します。 暗号資産(仮想通貨)が世に出回った初期は、個人でもマイニングで報酬を得ることが可能でしたが、マイニング専用の組織が次々と作られ、組織でないとマイニングで報酬を得ることは難しい状況になっています。 ...

2023/3/29

コンセンサスアルゴリズムとは

コンセンサスアルゴリズム コンセンサスアルゴリズムとは コンセンサスアルゴリズムとは、暗号資産(仮想通貨)の基盤技術となるブロックチェーンにブロックを追加する際の合意形成アルゴリズムのことです。 ブロックチェーンでは、取引データを「ブロック」という1単位で記録し、その「ブロック」を「チェーン」のようにつないで保管する技術です。 新しいブロックをブロックチェーンに接続する際、正しい取引データであるか決めるアルゴリズム(取引データの真正性を担保するルール)のことをコンセンサスアルゴリズムといいます。 取引デー ...

2023/3/8

暗号資産(仮想通貨)のマイナーとは

暗号資産(仮想通貨)のマイナー マイナーとは マイナーとは、ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)で取引が正常に行われたことを承認する作業を行う人たちのことです。 この作業のことをマイニングといい、マイナーは作業の成功報酬として新たに発行されたビットコインを受け取ることができます。 なぜマイナーの存在が必要なのか ビットコインの基盤技術となるブロックチェーンは、取引データを承認する管理者が不在です。 次の図はブロックチェーンのネットワークイメージ例です。 ビットコインの基盤技術となるブロックチェーンは接続 ...

2024/6/12

PoW(プルーフ・オブ・ワーク)とは

PoW(Proof of Work) PoWとは PoW(英:Proof of Work、読み:プルーフ・オブ・ワーク)とは、ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)の取引データを正しくブロックチェーンにつなぐための仕組みです。 ブロックチェーンは、取引データを「ブロック」という単位で管理します。 このブロックチェーンに取引データ(ブロック)を追加する際、取引データが正しいかどうかを決めるアルゴリズム(取引データの真正性を担保するルール)のことをコンセンサスアルゴリズムといいます。 コンセンサスアルゴリズム ...

チェーン

2024/12/8

ブロックチェーンの仕組みを図解で解説

ブロックチェーン ブロックチェーンとは ブロックチェーンとは、取引するデータを「ブロック」という1単位で記録し、その「ブロック」を「チェーン」のように繋いで保管する技術のことです。 データの破壊・改ざんが極めて困難なこと、障害によって停止する可能性が低いシステムが作れるなどの特徴を持つため大きな注目を集めています。 ブロックチェーンが登場したのは2008年、「サトシ・ナカモト」という名前を使った人物(またはグループ)が、暗号資産ビットコインの公開取引台帳としての役割を果たすために発明したのがブロックチェー ...