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VR(仮想現実)とAR(拡張現実)の違い

VRとARの違い

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの「VRアトラクション」やポケモンGOの「ARゲーム」など、VR(仮想現実)とAR(拡張現実)の技術は、さまざまな業界で活用されています。

VRはVirtual Reality(バーチャル・リアリティ)の略で日本語では「仮想現実」という意味、ARはAugmented Reality(アグメンティッド・リアリティ)の略で日本語では「拡張現実」という意味の言葉です。

どちらも似たような言葉であり、VRとARは何が違うのか?VRやARという言葉は聞いたことがあるが、詳しくは知らないという人も多いと思います。

本記事では「VR」と「AR」の違いについて紹介しています。

ここがポイント

  • VR(仮想現実):仮想空間に没入したような感覚が得られる技術(活用事例:ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのVRアトラクション)
  • AR(拡張現実):現実世界に仮想世界を重ね合わせて表示する技術(活用事例:ポケモンGO)

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VR(仮想現実)とは

VRのイメージ図

VR(Virtual Reality)は、仮想現実という意味の言葉で、具体的にはVRゴーグルなどのVRデバイスを装着することで、360度広がるデジタル上の仮想空間に没入したような感覚を得られる技術です。

VRを通して得られるリアルな体験は、あたかも現実であるかのように感じられます。

VRの活用事例1:エンターテインメント

「PlayStation VR」などの家庭用ゲーム機やユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のVRアトラクションなどは、VR技術によって360度広がる壮大な世界でゲームやアトラクションを楽しめるため、人気を集めています。

VRの活用事例2:旅行

旅行の候補地として選んでもらうためにVRを使ってプロモーションする方法や、VRを使った旅行体験を一つのパッケージとして販売する方法など、VRは旅行・観光業でも活用されています。

VR技術を使い旅行を疑似体験することで「実際に行ってみたい」「もっと詳しく体験したい」という気持ちにつながります。また空いた時間に好きな場所から参加できるので、まとまった休暇を取れない人や、気軽にリフレッシュしたいというニーズに応えられます。

VRの活用事例3:医療

医療分野においてVRは、トレーニングやシミュレーション目的で活用されています。

VRはより実践的な状況を作り出せることが強みです。そのため、医者が手術のシミュレーションにVRを使用したり、患者がリハビリトレーニングにVRを使用したりすることで、実践に即した状況を作り出すことが可能です。

VRの活用事例4:スポーツ

スポーツ分野におけるVRは、スポーツ観戦(現地にいるかのような気分を味わいながら好きなスポーツを観戦できる)や疑似体験に用いられています。

野球やサッカーといったメジャーなスポーツはもちろん、競輪やF1などスピード感があふれるようなスポーツにもVRは導入されています。

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AR(拡張現実)とは

ARのイメージ例

AR(Augmented Reality)は、拡張現実という意味の言葉で、現実世界に仮想世界を重ね合わせて表示する技術のことです。

具体的にはスマートフォンなどのカメラで写している映像に、現実には存在しないデジタル情報(CGでつくられた3D映像やキャラクターなどのデジタルコンテンツやデータなど)を重ね合わせ、そのデジタル情報が実在しているように見せる技術です。

ARを使えば、現実世界にないものをまるで存在しているかのように映し出すことができます。

ARの活用事例1:ARゲームアプリ

2016年に話題となり、世界中で社会現象にもなったゲームアプリ「Pokémon GO(ポケモン GO)」は、位置情報を利用することで現実世界がそのままゲームの舞台となり、プレイヤーを世界に没入させることで人気を集めました。

代表的なARゲームには「Pokémon GO(ポケモン GO)」「Jurassic World アライブ!」「Ingress Prime」などがあります。

ARの活用事例2:家具・家電シミュレーション

スマホの画面で家具を試し置きできるARアプリでは、カメラで写した空間に実寸家具の3Dモデルを配置できるので、部屋の状況に合わせながら家具の購入を検討できます。

ARの活用事例3:スポーツ

スポーツの分野では、ARを活用した競技として有名なものに「HADO」があります。

「HADO」はヘッドマウントディスプレイとアームセンサーを装着して行う対戦型ARスポーツで、自分の体を使い、現実では不可能なビームやバリアのような技を出せることが人気の理由になっています。

ARの活用事例4:運輸・流通

運輸や流通の分野では、倉庫内のピッキング作業などでARが活用されています。

ピッキングとは、倉庫内にある荷物を集める作業のことで、スマートグラスに自分が集めるべき商品の場所やルートを表示させることで、作業が初めての人や、新しく搬入された商品であっても、問題なく作業できるため、業務効率化につながっています。

ARの活用事例5:地図アプリ

地図でもARは活用されています。

例えばGoogle MapのARナビでは、カメラで写した街中の風景に、現在地からの目的地をナビゲーションしてくれる矢印と地図が表示されるので、目的地まで迷うことなくたどり着けます。

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