管理人

SEとして働く管理人「まつ」がつぶやく個人運営サイトになります。 ITの難しい用語や、仕事で感じた事などを中心に"わかりやすさ"を意識して記事にしています。少しでも共感や参考にしていただける人がいたら嬉しいです。

2023/8/3

NFTとは?NFTの仕組みを分かりやすく解説

NFT(非代替性トークン)とは NFTは「Non-Fungible Token」の頭文字を取ったもので、日本語で「非代替性トークン」という意味の言葉です。 非代替性トークンとは、代替不可能(替えが効かない、唯一無二の)のトークン(しるし・証拠)のことです。 これまでインターネット上に存在するデジタルアート等のデジタル資産は簡単に複製できたため、オリジナルとコピーされた複製品の判別がつかず資産価値が生まれにくい状況でした。 しかし、NFTの登場によって自分が保有するデジタル資産を唯一無二の存在として証明でき ...

2023/8/3

Web3(ウェブスリー)とは

Web3(ウェブスリー) Web3とは Web(ウェブ)とは、インターネットを通じて情報の公開および閲覧を可能にするシステムのことで、Web3とは、ブロックチェーン技術により実現された分散型ネットワークのことです。Web3.0とも呼ばれています。 Web3は、2014年にイギリスのコンピューター科学者ギャビン・ウッド氏によって作られ、2021年に暗号通貨愛好家や大手IT企業、およびベンチャーキャピタルなどから関心を集めたことで、大きな注目を集めています。 Web3とWeb3.0の違い Web3はWeb3. ...

2023/11/4

Web2.0(ウェブ2.0)とは

Web2.0(ウェブ2.0) Web2.0とは Web(ウェブ)とは、インターネットを通じて情報の公開および閲覧を可能にするシステムのことで、Web2.0とは、インターネット市場の変化を急速化させた2000年代中頃以降のWebを指す言葉です。 インターネットが普及しだした1990年代は、情報の送り手と受け手が固定され、送り手から受け手への一方的な流れでした。このような状態のWebを「Web1.0」といいます。   2000年代中頃になると、送り手と受け手が流動化し、誰もが自由に情報を発信できるよ ...

2023/4/28

Web1.0(ウェブ1.0)とは

Web1.0とは Web(ウェブ)とは、インターネットを通じて情報の公開および閲覧を可能にするシステムのことで、Web1.0とは、インターネットが普及しだした1990年代のWebを指す言葉です。 情報発信するのはごく一部の企業や個人に限られ、サービス運営者(情報発信者)が情報を提供し、利用者はその情報を閲覧するのがWeb1.0の世界です。 この頃に登場し始めたのが「Google」や「Yahoo!」などの企業です。いまでは当たり前のように使っている検索エンジンですが、この頃はまだ回線の速度も遅く、日常的にイ ...

2023/4/21

【暗号資産】マイニングとステーキングの違い

マイニングとステーキングの違い 暗号資産(仮想通貨)の"取引の承認"および"確認作業"をおこない、その報酬としてあらたに発行された暗号資産(仮想通貨)を手に入れる行為のことを、PoWではマイニング、PoSではステーキングといいます。 マイニングとステーキングの違いは、マイニングは仕事量で承認者を選出するのに対し、ステーキングは暗号資産の保有量で承認者を選出します。 なぜマイニングやステーキングが必要なのか 従来の中央集権型は、次の図のように第三者機関が取引履歴を管理する仕組みになっています。管理する組織( ...

2023/4/21

デジタル通貨とは

デジタル通貨とは デジタル通貨とは、デジタルデータに変換された通貨の通称のことです。 ただし、デジタル通過という言葉に明確な定義はありません。 一般的に「現金(紙幣・貨幣)ではなく、デジタルデータに変換された通貨として利用可能なもの」、あるいは「価値をデジタルデータで表現したもの」をデジタル通貨と呼びます。 代表的なデジタル通過には次のようなものがあります。 デジタル通過 説明 電子マネー 国が発行する法定通貨(日本なら円)をデータ化して利用可能にしたもの。(法定通貨の代替) 交通系のSuicaやPASM ...

2023/8/3

暗号資産(仮想通貨)とは

暗号資産(仮想通貨) 暗号資産(仮想通貨)とは 暗号資産(仮想通貨)とは、インターネット上でやり取りできる「財産的価値」のことです。銀行などの第三者を介さずにインターネット上で取引できるため、高い注目を集めています。 代表的な暗号資産(仮想通貨)には、ビットコインやイーサリアムなどがあります。 暗号資産(仮想通貨)はインターネット上で管理されている「データ資産」のため、実体はありません。よくビットコインの「B」マークがついたコインの絵がありますが、あくまでもイメージであり、お金のように実体はありません。 ...

2023/4/16

スマート・コントラクトとは(ブロックチェーン)

スマート・コントラクト ブロックチェーンのスマート・コントラクトとは スマート・コントラクトとは、契約行動をプログラム化し、自動的に実行する仕組みです。 スマート・コントラクトはブロックチェーン上で動くプログラムで、特定の条件を満たした場合に契約を行うなど、さまざまな業務処理を記述できます。 イーサリアムなど多くの暗号資産(仮想通貨)でスマート・コントラクトが実装されています。 スマート・コントラクトの仕組みを理解する上でよく例に挙がられるのが自動販売機です。 自動販売機は利用者が商品を選択し、事前に決め ...

2023/4/16

パブリックチェーンとプライベートチェーンの違い

はじめに ブロックチェーンは大きく分けて「パブリックチェーン(パブリック型)」と「プライベートチェーン(プライベート型)」に分類されます。 パブリックチェーンは、世界中の誰でもネットワークに参加できるオープンなブロックチェーンで、管理者は存在せず、自由に参加や脱退ができます。 それに対しプライベートチェーンは、参加者が限定されたブロックチェーンで、単体で管理組織が存在し、ネットワークに参加するには管理者の許可が必要です。(※複数の管理組織が存在する場合は、コンソーシアムチェーンといいます。) 本記事では、 ...

2023/4/16

コンソーシアムチェーンとは(コンソーシアム型のブロックチェーン)

コンソーシアムチェーン(コンソーシアム型) コンソーシアムチェーン(コンソーシアム型)とは、複数の管理者が存在し、参加者が限定されたブロックチェーンのことです。 ブロックチェーンとは ブロックチェーンとは、取引データを「ブロック」という1単位にまとめて管理し、その「ブロック」を「チェーン」のように繋いで保管する技術のことです。 2008年に「サトシ・ナカモト」という名前を使った人物(またはグループ)が、暗号資産(仮想通貨)ビットコインの公開取引台帳としての役割を果たすために発明しました。 ブロックチェーン ...

2023/4/16

プライベートチェーンとは(プライベート型のブロックチェーン)

プライベートチェーン(プライベート型) プライベートチェーン(プライベート型)とは、単体で管理者(管理する組織)が存在し、参加者が限定されたブロックチェーンのことです。 ブロックチェーンとは ブロックチェーンとは、取引するデータを「ブロック」という1単位にまとめて管理し、その「ブロック」を「チェーン」のように繋いで保管する技術のことです。 2008年に「サトシ・ナカモト」という名前を使った人物(またはグループ)が、暗号資産(仮想通貨)ビットコインの公開取引台帳としての役割を果たすために発明したのがブロック ...

2023/4/9

パブリックチェーンとは(パブリック型のブロックチェーン)

パブリックチェーン(パブリック型) ブロックチェーンとは ブロックチェーンとは、取引するデータを「ブロック」という1単位にまとめて管理し、その「ブロック」を「チェーン」のように繋いで保管する技術のことです。 データの破壊・改ざんは極めて困難であり、障害によって停止する可能性が低いシステムが作れるため、大きな注目を集めています。 ブロックチェーンには大きく分けて「パブリックチェーン(パブリック型)」「プライベートチェーン(プライベート型)」「コンソーシアムチェーン(コンソーシアム型)」があります。 パブリッ ...

2023/4/4

PoSとDPoSの違い

PoSとDPoSの違い PoS(Proof of stake)は暗号資産「イーサリアム2.0」などが採用しているコンセンサスアルゴリズム、DPoS(Delegated Proof of Stake)は暗号資産「BitShares」や「Lisk」などが採用しているコンセンサスアルゴリズムで、どちらもコンセンサスアルゴリズムの一種です。 PoSは暗号資産(仮想通貨)の保有量が多い参加者ほど、承認者に選出(ブロックの生成権)される確率が高くなる仕組みです。 DPoSは保有量に応じて承認者(ブロックの生成権)を選 ...

2023/3/31

ステーキング(暗号資産)とは

暗号資産(仮想通貨)のステーキング ステーキングとは ステーキングとは、特定の暗号資産(仮想通貨)を保有するだけで利益を得ることができる仕組みのことです。 暗号資産(仮想通貨)を保有することで、ブロックチェーンの維持や承認に貢献できる仕組みになっており、その貢献度の応じた報酬を受け取ることができます。 ステーキングのやり方には「国内取引所」や「海外取引所」を利用する方法と、ブロックチェーンのネットワークに直接参加する方法があります。 ブロックチェーンのネットワークに直接参加してステーキングを行うのは難易度 ...

2023/3/29

PoC(プルーフ・オブ・コンセンサス)とは

PoC(Proof of Consensus) PoCとは PoC(英:Proof of Consensus、読み:プルーフ・オブ・コンセンサス)とは、リップル(XRP)が採用しているコンセンサスアルゴリズムです。 Proof of Consensusは直訳すると「合意の証明」という意味で、リップル社が管理・認定するバリデータと呼ばれる承認者による多数決によって合意する仕組みです。 コンセンサスアルゴリズムとは 暗号資産(仮想通貨)の基盤技術であるブロックチェーンは、次の図のように「P2P(ピアツーピア) ...

2023/8/3

スケーラビリティ問題とは

スケーラビリティ問題 スケーラビリティ問題とは スケーラビリティ問題とは、暗号資産(仮想通貨)の利用者が増加することで、データ処理が追いつかなくなってしまう問題のことです。 スケーラビリティ問題で懸念される具体的なリスクとして、処理速度の低下と手数料の増加が挙げられます。 なぜ処理速度が低下するの? 暗号資産(仮想通貨)で有名なビットコインは10分ほどで時間を区切り、その単位でトランザクションをひとまとめにします。このまとめる単位のことを「ブロック」と呼び、取引データをブロックにまとめブロックチェーン上に ...

2023/3/25

DPoS(デリゲート・プルーフ・オブ・ステーク)とは

DPoS(Delegated Proof of Stake) DPoSとは DPoS(英:Delegated Proof of Stake、読み:デリゲート・プルーフ・オブ・ステーク)とは、BitSharesやLiskなどが採用しているコンセンサスアルゴリズムです。 DPoSは保有量に応じて承認者(ブロックの生成権)を選出する PoS(Proof of stake)の発展形として誕生したもので、暗号資産(仮想通貨)の保有者に対して保有量に応じた投票権を割り当て、投票によって承認者を選出する仕組みです。 コ ...

2023/4/16

PoI(プルーフ・オブ・インポータンス)とは

PoI(Proof of Importance) Polとは Pol(英:Proof of Importance、読み:プルーフ・オブ・インポータンス)とは、ネム(NEM)が採用しているコンセンサスアルゴリズムです。 ネム(NEM)は、New Economy Movement(新しい経済運動)の略称で、国や政府が管理する既存の枠組みではなく、分散化・経済的な自由・平等といった原則に基づいた新しい経済の枠組みを確立することを目標に作られてものです。暗号資産(仮想通貨)のXEMを提供し「ネム(XEM)」や「ネ ...

2023/3/23

暗号資産(仮想通貨)のバリデータ

暗号資産(仮想通貨)のバリデータ バリデータとは バリデータ(バリデーター)とは、イーサリアム2.0などの暗号資産(仮想通貨)で取引データが正しいかどうか検証するノードのことです。 主にPoS(プルーフ・オブ・ステーク)を採用しているブロックチェーンで使用される用語であり、PoW(プルーフ・オブ・ワーク)におけるマイナーと同じ役割を持ちます。 なぜバリデータが必要なのか? 暗号資産(仮想通貨)の基盤技術となるブロックチェーンは、取引データを承認する管理者が不在です。 ブロックチェーンでは「P2P(ピアツー ...

2023/3/28

PoWとPoSの違い

コンセンサスアルゴリズム PoW(プルーフ・オブ・ワーク)とPoS(プルーフ・オブ・ステーク)はどちらもコンセンサスアルゴリズムの一種です。暗号資産で有名なビットコインはPoW、イーサリアム2.0はPoSのコンセンサスアルゴリズムを採用しています。 コンセンサスアルゴリズムとは 暗号資産(仮想通貨)の基盤技術であるブロックチェーンは、取引を管理・承認する管理者が不在です。 次の図はブロックチェーンのネットワークイメージ例です。 ブロックチェーンでは、P2P(ピアツーピア)という接続・通信方式を採用しており ...