暗号資産(仮想通貨)のバリデータ
バリデータとは
バリデータ(バリデーター)とは、イーサリアム2.0などの暗号資産(仮想通貨)で取引データが正しいかどうか検証するノードのことです。
主にPoS(プルーフ・オブ・ステーク)を採用しているブロックチェーンで使用される用語であり、PoW(プルーフ・オブ・ワーク)におけるマイナーと同じ役割を持ちます。
なぜバリデータが必要なのか?
暗号資産(仮想通貨)の基盤技術となるブロックチェーンは、取引データを承認する管理者が不在です。
ブロックチェーンでは「P2P(ピアツーピア)」という接続・通信方式を採用しており、接続されたコンピュータ同士が対等の立場でデータの送受信を行います。
このブロックチェーンネットワークでは、取引データを管理・承認する管理者が不在です。
そのため、取引データが正しいかどうか検証する仕組みが必要です。
この仕組みのことを「コンセンサスアルゴリズム」といい、暗号資産(仮想通貨)で有名なビットコインは「PoW(プルーフ・オブ・ワーク)」、イーサリアム2.0は「PoS(プルーフ・オブ・ステーク)」というコンセンサスアルゴリズムを採用しています。
PoWでは、膨大な計算を行い取引データが正しいかどうか検証します。この作業を「マイニング」と呼び、マイニングをする人を「マイナー」といいます。マイナーには成功報酬として新たに発行された暗号資産(仮想通貨)が与えられます。
PoSでは、暗号資産(仮想通貨)の保有量が多い人たちで取引データが正しいかどうか検証します。この作業を「ステーキング」といい、ステーキングする人を「バリデータ」といいます。バリデータには、成功報酬としてステーキング総額に応じた暗号資産(仮想通貨)が与えられます。