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ピアツーピア(P2P)とは

ピアツーピア(P2P)

ピアツーピアとは

ピアツーピア(Peer to Peer:略 P2P)とは、接続されたコンピュータ同士が対等の立場でデータのやり取りをする接続・通信方式の一つです。

一般的な接続方式には、データや機能を提供する側と利用側に分かれている「クライアントサーバ」方式が用いられています。

例えば、利用者がインターネット上でサイトを見る時は「Webサーバ」、メールを送る時は「メールサーバ」を経由しています。「クライアントサーバ」方式では、多数のクライアントに対してサーバは1つです。そのため、クライアント数が非常に多くなると、サーバおよびその回線に負荷が集中することがあります。

クライアントサーバシステム

「クライアントサーバ」方式と比べ「ピアツーピア」には、サーバは存在しません。ピアツーピアは、接続された複数のコンピュータ同士で通信する方式です。そのため、接続するコンピューター数が膨大になっても特定機器へのアクセス集中が発生しにくいという特徴があります。

ピアツーピア

上記は、ピアツーピアのイメージ図です。

ピアツーピアで接続されたコンピュータは対等な立場で通信を行います。

ピアツーピアってどんな場面に使われているの?

ピアツーピアは、IP電話ファイル交換ソフトなどで使用されています。また、LINE電話Skypeもピアツーピアを使った接続です。

2000年代初に、パソコン上のファイルをインターネット上で共有・交換できるP2P方式のソフトウェア(ファイル共有ソフト)が多数登場し、P2Pという名前は浸透しました。

著作権法違反を問われた「Winny事件」は注目された裁判でした。

 

そして、IP電話、LINE電話やSkypeに代表されるような、コンピュータ間で一対一のコミュニケーションを行う使い方(一対一通信型)として利用されています。

2010年代には、ビットコイン(仮想通貨)でも利用されるようになり注目を集めています。

ビットコインは、ブロックチェーンと呼ばれる技術を使ったサービスで、ブロックチェーンとは、ブロックと呼ばれる単位でデータを管理し、それを鎖(チェーン)のように連結してデータを保管する技術であり、P2Pネットワークを利用して作られたものです。

その後、ブロックチェーン技術を使った「Web3(Web3.0)」が登場、さらに2021年頃にはNFTが注目を集めるなど、P2Pネットワークはさまざまな技術で使われています。

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