Visual Basic .NET(VB.NET)
Visual Basic .NET(ヴィジュアル ベーシック ドットネット)とは、マイクロソフト社が開発したプログラミング言語であるVisual Basicのうち.NET環境で動作するプログラムを開発するためのものです。
「Visual Basic .NET」は.NET環境に対応していない旧来の「Visual Basic(VB6)」の後継バージョンです。
Visual Basic .NETの特徴
C++やC#、Javaなどの言語に比べて、Visual Basic(VB)やVisual Basic .NET(VB.NET)は文法が自然言語(人間が生活のなかで普通に使っている言語)に近いため、比較的習得しやすいプログラミング言語といわれています。
Visual Basic .NET(VB.NET)は、マイクロソフト社が推奨している.NET環境で動作するように開発された言語であり .NETの標準的な実行環境である.NET Framework上で動作します。
また、基本的な構文などは旧バージョンのVisual Basic 6.0(VB6)から引き継いでいるものの、本格的なオブジェクト指向言語に変わっており、旧バージョンから大きな変更が実施されています。
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Visual Basic .NETのバージョン
Visual Basic .NETには次のようなバージョンがあります。
Visual Basic 2005以降から.NETという名前がなくなり、.NET環境に対応していない旧バージョンと同じ「Visual Basic」や「VB」という名称に変わっていますが .NETベースであることに変わりはありません。
リリース | 名称 | 備考 |
2002年 | Visual Basic .NET (VB.NET 7.0) | .NET Framework 1.0に対応 |
2003年 | Visual Basic .NET 2003 (VB.NET 7.1) | .NET Framework 1.1 に対応 |
2005年 | Visual Basic 2005 (VB 8.0) | .NET Framework 2.0 に対応 |
2007年 | Visual Basic 2008 (VB 9.0) | .NET Framework 3.5 に対応 |
2010年 | Visual Basic 2010 (VB 10.0) | .NET Framework 4.0 に対応 |
2012年 | Visual Basic 2012 (VB 11.0) | .NET Framework 4.5 に対応 |
2013年 | Visual Basic 2013 (VB 12.0) | .NET Framework 4.5.1 に対応 |
2015年 | Visual Basic 2015 (VB 14.0) | .NET Framework 4.6 に対応 |
2017年 | Visual Basic 2017 (VB 15.x) | Visual Basic 15の言語機能を拡張したバージョン |
2019年 | Visual Basic 2019 (VB 16.0) | .NET Core に重点を置いた バージョン |
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