フリークエンシー
フリークエンシーとは
フリークエンシー(英:frequency)とは、頻度、度数、周波数、振動数などの意味を持つ英単語で、IT分野では、ユーザーが同じ広告を目にする回数のことです。
Webサイトなどを閲覧していると、同じ広告を何度も目にすることはよくあることです。
このようにある特定の期間内にひとりのユーザーがその広告を目にした回数のことを「フリークエンシー」といいます。
フリークエンシーの最適な回数
フリークエンシーの回数が多いのと少ないのではどちらがよいのか。
それは広告の目的により異なります。
例えば、自社の商品やサービスの認知度を高めることが目的の場合、フリークエンシーは高めに設定すると効果的です。同じ広告を何度も目にすると頭に残り、ユーザーに自社商品やサービスを認識してもらえる可能性が高まります。
ただすでにある程度の認知度がある場合、フリークエンシーを高めに設定すると逆効果になる危険性もあるので注意が必要です。
またユーザーに興味関心のある広告を表示することも重要です。
ユーザーの興味関心と合致していない広告の場合、何度も同じ広告を表示するとネガティブな印象を持たれる可能性があり、逆効果になりかねません。
その逆で興味関心が合致しているのに表示回数が少なすぎる場合は、獲得見込みが高いユーザーを取りこぼしてしまう可能性が高まります。
このように広告の目的に応じて適切なフリークエンシーの回数を設定することが大切です。
フリークエンシーとリーチの違い
フリークエンシーと間違いやすい用語に「リーチ」があります。
リーチとは、ある期間中にWeb広告を閲覧した人数のことです。フリークエンシーはひとりのユーザーに表示された広告の「回数」をカウントするのに対し、リーチは広告を閲覧した「ユーザーの数」をカウントします。
例えば、ひとりのユーザーが同じ広告を3回閲覧した場合、フリークエンシーは「3」ですが、リーチは「1」です。
ポイント
- フリークエンシー:ユーザーが同じ広告を目にする回数
- リーチ:広告を閲覧したユーザー数