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SEとして働く「分かる君」がつ運営するサイトです。 ITの難しい用語や、仕事で感じた事などを中心に"わかりやすさ"を意識して記事にしています。少しでも共感や参考にしていただける人がいたら嬉しいです。
はじめに 前回の記事では、Javaのstatic変数とstaticメソッドについて紹介しました。 本記事では、Javaの列挙型について紹介します。 列挙型(enum)とは 列挙型とは、関連する定数をひとまとめにしておくことができる型です。 定数とは 定数とは、値が変化しないものであり、次のようにfinal修飾子を用いて定義します。 public static final String ORANGE = "Orange"; public static final String GRAPE ...
はじめに 前回の記事では、Javaの列挙型について紹介しました。 本記事では、Javaの例外について紹介します。 例外とは 例外とは、プログラムを実行したときに起こるエラーのことです。 プログラムを作る時、正常系(想定している正しい動作)の動作を作るのは当たり前のことです。ただ、正常系の動作しか考慮していないと、想定外の使われ方をしたときやプログラムにバグ(プログラムに潜む誤り)があるとき、通信異常が発生したときなどに問題が発生します。 そのため、プログラムを作るときは異常系(想定していない操作)の動作を ...
はじめに 前回の記事では、Javaのインタフェースについて紹介しました。 本記事では、Javaのstatic変数とstaticメソッドについて紹介します。 staticとは staticは変数(フィールド)やメソッドにつける修飾子です。 staticがついた変数やメソッドは、クラスのオブジェクト(インスタンス)を生成しなくても呼び出せます。 static変数は「クラス名.変数名」、staticメソッドは「クラス名.メソッド名」のように「クラス名.」の後に記述することで呼び出すことができるため、static ...
はじめに 前回の記事では、Javaの抽象クラス(abstract)について紹介しました。 本記事では、Javaのインタフェースについて紹介します。 インタフェースとは インタフェースとは、抽象メソッドと定数だけを定義できるものです。 抽象メソッドとは、定義だけで処理を書かないメソッド、定数とは値が決まっていて変化しないもの(final修飾子をつけると値を変更できなくなる)のことです。 次はインタフェースの例です。インタフェースはクラスではないので「class」ではなく「interface」と書きます。 イ ...
はじめに 前回の記事では、Javaのオーバーライドについて紹介しました。 本記事では、Javaの抽象クラス(abstract)について紹介します。 抽象クラス(abstract) 抽象クラスとは、抽象メソッドを1つ以上持つクラスのことです。抽象メソッドとは、定義だけで処理を書かないメソッドです。 そして、抽象クラスを継承したサブクラス(子クラス)で抽象メソッドをオーバーライドし処理を記述します。 以下は抽象クラスの例です。 抽象クラスは「abstract修飾子」を使って定義します。そして、抽象メソッドにも ...
はじめに 前回の記事では、Javaの継承について紹介しました。 本記事では、Javaのオーバーライドについて紹介します。 オーバーライドとは オーバーライドとは、継承元であるスーパークラス(親クラス)で定義されているメソッドを、サブクラス(子クラス)で書き換えることです。 スーパークラスにあるメソッドと、同じ名前、同じ引数のメソッドをサブクラスに記述することでオーバーライドすることができます。 以下の図は、オーバーライドの例です。 スーパークラスにある「cry」というメソッドを、サブクラスに定義することで ...
はじめに 前回の記事では、Javaのアクセス修飾子について紹介しました。 本記事では、Javaの継承について紹介します。 継承とは 継承とは、クラスが持っているメンバ(フィールドやメソッド)を別のクラスに引き継がせることです。継承元のクラスをスーパークラス(または親クラス)、引き継いだクラスをサブクラス(または子クラス)といいます。 サブクラスを作成するには「extends」(読み:エクステンズ)を使用します。次のように「extends」の前にサブクラス名(子クラス名)、後にスーパークラス名(親クラス名) ...
はじめに 前回の記事では、Javaのオーバーロードについて紹介しました。 本記事では、Javaのアクセス修飾子について紹介します。 アクセス修飾子とは アクセス修飾子とは、クラスやフィールド、メソッドを他クラスにどこまで公開するかを決める修飾子です。 アクセス修飾子は次のように記述します。※フィールドの例 アクセス修飾子には「public」「protected」「private」の3種類があります。 public publicは、どこからでも利用することができるアクセス修飾子です。 利用方法 利用可否 ク ...
はじめに 前回の記事では、Javaのコンストラクタについて紹介しました。 本記事では、Javaのオーバーロードについて紹介します。 オーバーロードとは オーバーロードとは、同じクラス内に引数の数や型が異なる同じ名前のメソッドを2つ以上定義することです。 例えば、同じような機能のメソッドで引数にint型とdouble型があるとします。オーバーロードを使わない場合は、それぞれ違うメソッド名で定義する必要があります。 そのため、メソッドを使う人は引数の型によって使うメソッドを選択します。 オーバーロードを使う場 ...
はじめに 前回の記事では、Javaのメソッドについて紹介しました。 本記事では、Javaのコンストラクタについて紹介します。 コンストラクタとは コンストラクタとは、オブジェクトの生成(インスタンスの生成)とともに自動的に呼び出される特殊なメソッドです。 次の例のように「new Sample()」とSampleクラスのオブジェクトを生成するタイミングでコンストラクタは動作します。 コンストラクタは、クラス名と同じ名前にします。 そして、コンストラクタには戻り値がありません。値を返すことができないので、re ...
はじめに 前回の記事では、Javaのクラスについて紹介しました。 本記事では、Javaのメソッドについて紹介します。 メソッドとは メソッドとは、クラス内に書かれた処理(いくつかの処理をまとめたもの)のことです。 メソッドには、処理を実行するための条件である「引数」(パラメータ)を渡すことができます。そして、処理の実行結果を「戻り値」として返却します。 ※複数の引数を指定する場合は「total(int a, int b)」のようにカンマ区切りで指定します。また引数を指定しない場合は「total()」のよう ...
はじめに 前回の記事では、switch文を使った条件分岐について紹介しました。 今回の記事では、Javaのクラスについて紹介します。 クラスの概念 クラスとは、データと処理をまとめたものです。Javaのプログラムは複数のクラスが組み合わさって作られています。 Javaはオブジェクト指向のプログラミング言語です。 オブジェクト指向ではない従来のプログラミング言語は、処理を一から十まで記述していかなければならず、複雑なプログラムになるほど作り上げるのに大変手間がかかりました。 Javaでは、関連するデータや処 ...
はじめに 前回の記事では、ループを中断するbreak文、ループ処理の途中で、残りの処理をスキップして次のループ処理に移るcontinue文について紹介しました。 今回の記事では、switch文を使った条件分岐について紹介します。 switch文を使った条件分岐 switch文とは、if文と同じように条件分岐を行う制御文です。if文との違いは、if文はelse-if文を使うことで複数の条件式を書くことができますが、switch文では条件式は1つです。 1つの式に対して、式の値が case のどれにあてはまる ...
はじめに 前回の記事では、while文を使った繰り返し処理について紹介しました。 本記事では、ループを中断するbreak文、ループ処理の途中で、残りの処理をスキップして次のループ処理に移るcontinue文について紹介します。 繰り返しを中断する(break文) for文やwhile文などの繰り返しを途中で中断するには「break文」を使います。 次の例では、int型の変数「total」が500を超えたらループを途中で中断しています。 [break文の使用例] public class BreakSamp ...
はじめに 前回の記事では、for文を使った繰り返し処理について紹介しました。 本記事では、while文を使った繰り返し処理について紹介します。 while文を使った繰り返し処理 while文とは、条件が成立している間、処理を繰り返し実行する制御文です。for文との違いは、繰り返しの回数があらかじめ決まっていないところです。 while文の書き方は次のとおりです。 while文の使用例 それでは、実際にプログラムでwhile文を使用した繰り返し処理の例を紹介します。 次の例では、「i < 5」の条件が ...
はじめに 前回の記事では、Javaの条件分岐(if文)について紹介しました。 本記事では、Javaの繰り返し処理(for文)について紹介します。 for文を使った繰り返し処理 for文は、繰り返し処理を行うための制御文です。for文では、カウンタを用意してその値によって何回繰り返すかを決めます。 以下は、for文の書き方の例です。 上記例ではカウンタの初期値を「int i = 0;」、繰り返しを続けるための条件を「i < 10」、カウンタの増え方を「i++」と設定しています。 for文の使用例 それ ...
はじめに 前回の記事では、Javaの演算子(比較演算子、条件演算子、論理演算子)について紹介しました。 本記事では、Javaの条件分岐(if文)について紹介します。 if文を使った条件分岐 if文は条件によって処理を分けるときに使う制御文です。 if文の使用例 それでは、実際にプログラムでif文を使用した条件文の例を紹介します。if文の書き方は次のとおりです。 次の例では、もし「変数age」が20だったら"20歳です"という文字列を表示しています。 [if文の例] public class IfSampl ...
はじめに 前回の記事では、Javaの演算子(算術演算子、代入演算子、インクリメント演算子、デクリメント演算子)について紹介しました。 本記事では、Javaの演算子(比較演算子、条件演算子、論理演算子)について紹介します。 比較演算子とは 比較演算子とは、2つの値を比較するときに使う演算子のことです。比較演算子で比較した結果、条件が成立した場合は true(読み:トゥルー)、成立しない場合は false(読み:フォールス)を返します。 比較演算子の種類 比較演算子には次のようなものがあります。 比較演算子意 ...
はじめに 前回の記事では、Javaの配列について紹介しました。 本記事では、Javaの演算子(算術演算子、代入演算子、インクリメント演算子、デクリメント演算子)について紹介します。 算術演算子とは 算術演算子とは、足し算や掛け算などの計算で使われる記号のことです。 算術演算子の種類 Javaで数の計算に用いる演算子(算術演算子)には次のものがあります。 算術演算子算術演算子の意味使用例使用例の説明+加算(足す)a = b + cbとcを足した値をaに代入-減算(引く)a = b - cbからcを引いた値を ...
はじめに 前回の記事では、Javaの変数について紹介しました。 本記事では、Javaの配列について紹介します。 配列とは 配列とは、複数の同じ型の変数を1つにまとめたものです。 変数は、数値や文字などを格納しておく箱のようなものです。変数には1つの値しか格納することができません。それに比べて配列は、数値や文字などを格納しておく箱のようなものが複数あるため、複数の値を格納することができます。 以下は、変数と配列のイメージ図です。 配列要素の参照と代入 それでは、実際にプログラムで配列を宣言し、配列に値を代入 ...