ガバナンストークン
ガバナンストークンとは、DAO(分散型自律組織)などの運営における意思決定において、保有者に投票の権利を与えるトークンのことです。
トークンとは「しるし」「象徴」「証拠品」「代用貨幣」といった意味を持つ言葉で、その本質は「特定の価値を代替するもの」 です。
DAO(分散型自律組織)とは、世界中の人々が協力しながら管理・運営をおこなう組織のことです。
株式会社をはじめとする従来組織の場合、企業の上層部が意思決定を下し、それに基づいて下部組織が動く「トップダウン方式」が一般的です。
それに対しDAO(分散型自律組織)は、メンバーの投票によって組織の方向性を決めます。企業のように上長が指示を出すトップダウン形式ではなく、参加者同士で意思決定します。
この意思決定に参加するために必要なものが「ガバナンストークン」です。
ガバナンストークンは、株の仕組みに似ています。
ここがポイント
- 株:株を保有することで株主総会に出席して意思決定に参加できる
- ガバナンストークン:トークンを保有することでDAO(分散型自律組織)の意思決定に参加できる
多くの場合は、ガバナンストークンの保有量に応じて投票権が付与される仕組みになっています。
helpful
この記事は役に立ちましたか?