コンピュータ

EEPROMとは | PROMの種類を分かりやすく解説

2021年11月10日

EEPROM(Electrically EPROM)

EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)とは、コンピュータで使用される半導体メモリの一種で、基本的には記録されている内容を書き換えることができない読み出し専用だが、電気的にデータを消去して書き換えることができるメモリのことです。

またEEPROMを更に発展させ、全消去ではなくブロック単位でデータを消去して書き換えることができるものをフラッシュメモリといいます。フラッシュメモリには「USBメモリ」やデジタルカメラなどで使用する「メモリカード(SDカード)」などがあります。

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メモリの分類

コンピュータで使用する半導体メモリは次のように、RAMROMに分かれています。

RAM(揮発性) DRAM 主記憶装置(メインメモリ)として使用されている
SRAM キャッシュメモリとして使用されている
ROM(不揮発性) マスクROM 読み出し専用のメモリ。ユーザーによる消去・書き込みは不可能
PROM 読み出し専用のメモリ。ユーザーによる消去・書き込みが可能

RAM(Random Access Memory)は、読み書きが自由にできるメモリで揮発性の特性を持っています。揮発性とは、コンピュータの電源を切ると中身が消えてしまうメモリのことです。

一方ROM(Read Only Memory)は、読み出し専用のメモリで不揮発性の特性を持っています。不揮発性とは、コンピュータの電源を切っても中身が消えたりしないメモリのことです。

EEPROMは不揮発性メモリであるPROMの一種です。

PROMの種類

PROM(Programmable Read Only Memory)は書き込み可能なROMの総称です。

PROMには次のような種類があります。

PROM OTP ROM 一度だけ記録することができ、消去や上書きなどができない
EPROM 紫外線を照射することでデータを消去して書き換えることができる
EEPROM 電気的にデータを消去して書き換えることができる
フラッシュメモリ EEPROMの一種。EEPROMを更に発展させたもので、ブロック単位でデータを消去して書き換えることができる

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