WordPressでWebサイトやブログを開設するには、まずレンタルサーバーを選ぶ必要があります。
人気のレンタルサーバーである「ロリポップは安いけど遅い」、昔はそんなイメージでした。しかし、2019年にハイスピードプランが登場、さらに2022年にすべてのプランをSSDに変更と「安いけど遅い」から「安くて速い」に変わりました。
本記事では、人気のレンタルサーバーである「ロリポップ!」と「ConoHa WING」の料金・プラン・性能・機能・サポート内容についてわかりやすく説明しています。
目次
ロリポップとConoHa WINGの簡易比較
「ロリポップ」と「ConoHa WING」の人気プランでの簡易比較は次の表のとおりです。
特徴/プラン | ロリポップ! (スタンダード) | ロリポップ! (ハイスピード) | ConoHa WING (ベーシック) |
価格 | ★★★★★★ 初期費用:1,650円 1年契約:660円 3年契約:440円 | ★★★★★☆ 初期費用:0円 1年契約:825円 3年契約:550円 | ★★★☆☆☆ 初期費用:0円 1年契約:1,320円 3年契約:1,320円 |
サーバー性能 | ★★★☆☆☆ | ★★★★★★ | ★★★★★★ |
サーバー機能 | ★★★★☆☆ | ★★★★★☆ | ★★★★★★ |
サポート内容 | ★★★★★☆ | ★★★★★☆ | ★★★★★☆ |
独自ドメイン 永久無料特典 | なし | あり | あり |
簡易説明 | ・料金が安いので、ブログ初心者やアクセス数が少ないサイト向けのプラン。 ・大量アクセスに弱い。 | ・大量アクセスに強く安定している。また表示速度も速い。 | ・大量アクセスに強く安定している。また表示速度も速い。 |
※2022年12月時点。時期によってはキャンペーンを実施しているので、詳細は公式サイトをご覧ください。
ポイント
- ロリポップ:低性能~高性能プランがある国内シェアNo2(※1)の人気レンタルサーバー。安い料金で高性能なハイスピードプランがお得。
- ConoHa WING:レンタルサーバーとドメインがセットになったWINGパックの長期契約(キャンペーン価格がお得、詳細は公式サイトをご覧ください)がお得。
※1:hostadvice.comによる調査(2022年12月時点)
ロリポップとConoHa WINGの詳細比較
【比較1】プランと料金設定
ロリポップとConoHa WINGのプランと料金設定(キャンペーン価格ではなく通常料金)は次のとおりです。
下記の料金は2022年12月時点のものです。時期によってはキャンペーンを実施しているので、詳細は公式サイトをご覧ください。
【ロリポップのプランと料金設定】
ロリポップの公式サイトはこちら
契約期間/プラン | エコノミー | ライト | スタンダード | ハイスピード | エンタープライズ |
1ヶ月 | 132円 | 440円 | 880円 | 1,320円 | 2,530円 |
3ヶ月 | 132円 | 418円 | 770円 | 1,210円 | 2,530円 |
6ヶ月 | 132円 | 385円 | 715円 | 990円 | 2,200円 |
12ヶ月 | 132円 | 330円 | 660円 | 825円 | 2,200円 |
24ヶ月 | 132円 | 275円 | 550円 | 770円 | 2,200円 |
36ヶ月 | 99円 | 220円 | 440円 | 550円 | 2,200円 |
各プランの特徴は次のとおりです。
ロリポップ各プランの特徴
- エコノミー:WordPressは利用できない
- ライト:趣味でサイト運営をはじめる人向け
- スタンダード:趣味やビジネスでサイト運営をはじめる人向け
- ハイスピード:大量アクセスでも高速表示したい人向け
- エンタープライズ:大規模なサイトを運営する人向け
エコノミープランはWordPressが使えないので「なるべくお金をかけたくない」という人は「ライト」または「スタンダード」プランを選択しましょう。
ブログを開設した当初はアクセス数が少ないため「ライト」や「スタンダード」プランで十分です。
ただアクセス数が増えてくると「ライト」や「スタンダード」プランでは不安定になってくるため、大量アクセスでも高速に動作する「ハイスピード」プランがおすすめです。
【ConoHa WINGのプランと料金設定】
ConoHa WINGの公式サイトはこちら
契約期間/プラン | ベーシック | スタンダード | プレミアム |
3ヶ月 | 1,320円 | 2,640円 | 5,280円 |
6ヶ月 | 1,320円 | 2,640円 | 5,280円 |
12ヶ月 | 1,320円 | 2,640円 | 5,280円 |
24ヶ月 | 1,320円 | 2,640円 | 5,280円 |
36ヶ月 | 1,320円 | 2,640円 | 5,280円 |
個人サイトやブログであれば「ベーシック」プランで十分です。
レンタルサーバーとドメインがセットになったWINGパックの長期契約は、キャンペーン価格で安くなっているので、詳しくは公式サイトをご確認ください。
比較結果
料金比較:ロリポップの方が安い。ただし時期によってはキャンペーン価格でWINGパックの長期契約がお得。
【比較2】サーバーの性能
ロリポップ「ハイスピード」プランとConoHa WING「ベーシック」プランのサーバー性能は次のとおりです。
項目/プラン | ロリポップ! (ハイスピード) | ConoHa WING (ベーシック) |
12ヵ月契約 | 月額 825円 | 月額 1,320円 |
36ヵ月契約 | 月額 550円 | 月額 1,320円 |
Webサーバー | LiteSpeed | Nginx (Nginx + Apache) |
OS | Linux(CentOS) | CloudLinux |
ストレージ | SSD | SSD |
容量 | 400 GB | 300 GB |
割り当てCPU | 非公開 | 6コア |
割り当てメモリ | 非公開 | 8GB |
RAID構成 | RAID50 + RAID10 | RAID10 |
WordPress高速化 | LiteSpeed Cache | WEXAL |
自動バックアップ | 無料 (復元は有料) | 無料 (復元も無料) |
※2022年12月時点。詳細は公式サイトをご覧ください。
WebサーバーはConoHa WINGが「Nginx」、ロリポップのハイスピードプランが「LiteSpeed」を採用しています。「Nginx」と「LiteSpeed」はどちらも高速なWebサーバーですが、「LiteSpeed」の方が最新であり高速です。
WordPress高速化については、ロリポップが最新Webサーバー「LiteSpeed」の「LiteSpeed Cache」、ConoHa WINGがWebシステムのための高速化エンジンである「WEXAL」を採用しています。
割り当てCPUや割り当てメモリはロリポップが情報を公開していないため判断できません。
比較結果
性能比較:ロリポップに非公開情報があるため判断できないが、どちらも個人運営であれば十分な性能
【比較3】サーバーの機能
ロリポップとConoHa WINGの主な機能は次のとおりです。
項目/プラン | ロリポップ! (ハイスピード) | ConoHa WING (ベーシック) |
簡単インストール (WordPress) | ○ | ○ |
他サーバーからの移行 | ○ | ○ |
プラン変更 | ○ ※上位プランへの変更のみ可能 | ○ |
WAF (脆弱性対策) | ○ | ○ |
無料独自SSL | ○ | ○ |
自動バックアップ | ○ | ○ |
バックアアップからの復元 | ○ ※ただし有料 | ○ |
セキュリティ診断 (ウイルスチェック) | ○ | ○ |
※2022年12月時点。詳細は公式サイトをご覧ください。
どちらのサーバーもWordPressの簡単インストール、他サーバーからの移行、プラン変更などの便利機能、WAFによる脆弱性対策やセキュリティ診断などのセキュリティ対策など充実しています。
ConoHa WINGは自由にプラン変更できますが、ロリポップは上位プランへの変更のみ可能です。下位プランへの変更はできません。
自動バックアップについてはどちらも無料のため、「万一誤ってデータを消してしまった」「いつのまにかデータが消えてしまった」といった場合にデータを復旧できます。ただしロリポップは復元が有料なのでご注意ください。
チェック
機能比較:ConoHa WINGの方が充実している
【比較4】サポート内容
ロリポップとConoHa WINGのサポート内容は次のとおりです。
項目/プラン | ロリポップ! | ConoHa WING |
メールサポート | ○ 原則48時間以内の返信 | ○ 営業時間内に順次対応 |
チャットサポート | 平日 9:30〜13:00、14:00〜17:30 | 平日 10:00~18:00 |
電話サポート | 平日 10:00~18:00 ※エコノミーとライトプランは非対応 | 平日 10:00~18:00 |
※2022年12月時点。詳細は公式サイトをご覧ください。
どちらもメールサポート、チャットサポート、電話サポートに対応しており、サポート内容は充実しています。ただロリポップのエコノミーとライトプランは電話サポート非対応なのでご注意ください。
チェック
サポート内容比較:どちらも充実している
最後に
人気レンタルサーバーである「ロリポップ」と「ConoHa WING」の料金・プラン・性能・機能・サポート内容について紹介しました。
どちらも高性能サーバーのため、個人サイトやブログであれば十分な性能です。
ロリポップのハイスピードプランは「低価格で高性能」なサーバーでありお得なプランです。
ConoHa WINGは、時期によってはWINGパックの長期契約(キャンペーン価格)がお得になっているので、公式サイトを確認の上、検討することをお勧めします。
ロリポップの公式サイトはこちら
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