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高水準言語とは

高水準言語(高級言語)

高水準言語(英:high-level programming language)とは、プログラミング言語のうち、人間が理解しやすいように作られた言語の総称のことで、高級言語とも呼ばれています。

対義語の低水準言語は、プログラミング言語のうち、コンピュータが理解しやすいように作られた言語の総称であり、低級言語とも呼ばれています。

代表的な高水準言語(高級言語)

有名なプログラミング言語である「C言語」「Java」「PHP」「Python」などは高水準言語であり、現在では、ほとんどのソフトウェアが高水準言語によって記述されています。

代表的な高水準言語には次のようなものがあります。

プログラミング言語説明
FORTRAN(1954年~)科学技術計算に向いた手続き型プログラミング言語であり、世界初の高水準言語。
COBOL(1959年~)銀行の汎用コンピュータなどで古くから利用されている言語、主に事務処理を目的として開発された言語。
BASIC(1964年~)初心者向けとして古くから使われている言語、マイクロソフト社が開発した「Visual Basic」はBASICを元に作られた言語。
C言語(1972年~)汎用性が高く処理速度が速いのが特徴。高水準言語だが、メモリ管理などハードウェアに近いレベルの記述ができる。もともとはUNIXというOSの移植性を高める目的で作られた言語。
C++(1983年~)C言語を機能拡張(C言語にオブジェクト指向の概念を取り入れた)したプログラミング言語。
Python(1991~)少ないコードで簡潔にプログラムを書けるのが特徴。AI(人工知能)のプログラムなどで利用されている。
Ruby(1995年~)日本人の「まつもとゆきひろ氏」により開発されたオブジェクト指向スクリプト言語。
PHP(1995年~)動的にWebページを生成することができるサーバサイドのスクリプト言語。
JavaScript(1995年~)動的にWebページを生成することができるクライアントサイドのスクリプト言語。
Java(1995年~)インターネットのWebサイトや、ネットワークを利用したシステムなどで使われることが多い言語。オブジェクト指向でプラットフォームに依存しないのが特徴。
C#(2000年~)マイクロソフト社が開発した言語のため、Windows向けのアプリケーションの開発に向いている。オブジェクト指向の言語であり、文法はJavaと似ているのが特徴。

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コンパイラとインタプリタ

コンピュータが理解できる言語は機械語です。そのため、人間が理解しやすいように作られた言語である高水準言語は、機械語に変換する必要があります。

高水準言語を機械語へ変換する時に使うソフトウェアには「コンパイラ」と「インタプリタ」があります。

コンパイラは「C言語」や「C#」のようなコンパイラ言語で書かれたソースコードをコンピュータが理解できる機械語に変換するソフトウェアです。

次の図のように、プログラミング言語を機械語に変換してから実行します。

コンパイルとは

 

インタプリタは「JavaScript」や「Python」などのスクリプト言語で書かれたソースコードをコンピュータが理解できる機械語に変換するソフトウェアです。

※スクリプト言語のほとんどがインタプリタ方式を採用していますが、必ずしもスクリプト言語がインタプリタ方式であるとは限りません。

次の図のように、プログラミング言語を機械語に変換しながら同時に少しずつ実行します。

スクリプトとは

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