客先常駐

客先常駐は評価制度が確立できない、顧客評価はフェアじゃない

評価制度が確立できない

客先常駐は評価制度が確立できない働き方

前回の記事では「客先常駐は部下管理能力が身につかない」について紹介しました。本記事では客先常駐の問題点である「評価制度」について紹介していきます。

客先常駐は評価制度が確立し難い働き方

客先常駐で働いていると疑問に感じるのが評価制度です。普通は近くに上司がいて上司に評価されるのが一般的な事だと思います。

しかし客先常駐の場合、同じ常駐先に評価をしてくれる上司いない事があります。また同じ常駐先に上司がいても全く違う仕事をしている事もあります。客先に上司がいない場合、一生懸命働いてもその姿を見てくれる人がいないのです。

一生懸命働いても見てくれる人がいないとモチベーションの低下にも繋がります。何より自分がどう評価されているのかが疑問に残る働き方になります。

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では同じ現場に上司がいない場合、どうやって評価されているのか。それは顧客評価になります。客先常駐では顧客評価が重要になります。

常駐先のお客様からの評価は次の仕事に繋がることがあるからです。「○○さんは非常に優秀だから、〇〇さんの配下に人を増員したい」、「○○さんは非常に優秀だから、次のプロジェクトは〇〇さんの会社に発注したい」などのような話がお客様から上司に話が行けば高評価になることは間違いありません。

顧客評価はフェアじゃない

客先常駐は評価制度が確立し難い働き方になります。その為、顧客評価が非常に重要になります。客先常駐メインの会社で出世する人は、顧客評価が高い人がほとんどです。

しかし客先には色々な現場があります。難易度の低い簡単な現場から難易度の高い現場。お客様も優しい人から厳しい人がいます。

顧客評価はフェアじゃない

上図では左が「レベルの高い現場」で「厳しい顧客」、右が「レベルの低い現場」で「優しい顧客」になります。現場を見ていない上司や営業が、契約更新(単価交渉)の席で以下のように言われたとします。

  • 左側「○○さんはミスが多くて、まだ一人前には程遠いです。単価は据え置きで!」
  • 右側「〇〇さんは非常に頑張ってくれています。単価もアップしますね」

間違いなく右側が評価高くなります。ただ実際は左側の方が優秀な人なのかもしれません。そう考えると厳しい顧客にいる人の方が圧倒的に不利になる事がわかります。この問題を避けるためには上司や営業が現場レベルを把握しておく必要があります。

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仕事をしていく上で評価は非常に重要になります。いくら頑張っても評価されないのであれば、モチベーションが下がる一方です。顧客評価も重要ですが、顧客評価はフェアではありません。顧客評価に頼らずに社内でしっかりとした評価制度を設けることが大切なのではないでしょうか。

結局は請負部隊が評価される

客先常駐メインの会社でも請負部隊がある会社は多いです。請負部隊は客先ではなく、自分の会社の本社などで開発を行う事が多いです。請負契約は人ではなく"作る物"に対してお金が発生します。

そのため見積もりを失敗しなければ、大きな利益を得ることが出来る可能性があります。

 

Aさん「〇〇を作りたいです」

Bさん「1千万円で作れます」

 

上記の例では「〇〇」を作るのに1千万円かかると話をしています。仮に1人月が100万円(※金額は例)だとすると、10人いれば1ヵ月で作れることになります。

もし1ヵ月5人で作ることが出来たら、500万円も多くお金をもらっていることになりますが、発注元に返す必要はありません。そのまま受注側の利益になります。請負契約の見積もりはバッファやリスク分も上乗せします。見積もり段階で失敗せず、開発も順調に行えれば請負案件は大きな利益になります。

 

会社にとって「大きな利益 = 高評価」です。大きな利益を生み出す可能性がある請負部隊は客先常駐の社員より評価される可能性が高くなります。

※また請負部隊は自社で開発している事が多いので、上司の目に触れる機会が多いです。

終わりに

本記事では客先常駐の問題点である「評価制度」について紹介しました。評価制度は客先常駐メインの会社にとって大きな課題だと思っています。社員のモチベーションを上げるためにも評価制度の充実は必須なのではないでしょうか。

 

次回は客先常駐の問題点である「マネジメント能力」について紹介します。

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