目次
ロリポップからエックスサーバーへ移行した結果、アクセス数が激減した体験談
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「ロリポップ」から「エックスサーバー」へサーバーを移行した理由
サイトを開設した当初は、なるべく低コストで始めたかったので「ロリポップ」を使っていました。私が契約していたプランは「ロリポップ」のスタンダードプランです。月500円と低価格です。
以下はロリポップとエックスサーバーの比較表です。
性能 | ロリポップ | エックスサーバー |
プラン | スタンダード | X10 |
価格 | 月500円~ | 月900円~ |
Webサーバー | Apache | Nginx |
ストレージ | HDD | SSD |
容量 | 120GB | 200GB |
過去に無料テーマ「Cocoon」から有料テーマ「AFFINGER5」に移行した結果、Google Analyticsから
「サイトの速度に関する問題: 成果の高いページの読み込み速度が低下しています」
というメッセージがよく来るようになりました。
確かにサイトの表示速度は遅くなりました。(スライドショーなどの機能を使っているのが原因だと思われます。)
そこで、「レンタルサーバー」の性能をもう少し良い性能のサーバーにしよう。と思い移行を決意しまいた。(ちょうど契約終了の時期でもあったので)
ロリポップの「スタンダードプラン」は、Webサーバーが「Apache」でストレージが「HDD」です。高速化するには、Webサーバーは「Nginx」か「LiteSpeed」、ストレージは「SSD」がいいと思い移行先のレンタルサーバーを探していました。
そんな中、ロリポップに新しく「ハイスピードプラン」というのが登場したのです。「ハイスピードプラン」はWebサーバーが「LiteSpeed」でストレージが「SSD」です。料金も月1000円~だったので、「ハイスピードプラン」に変更しようと考えたのですが、「ハイスピードプラン」は、まだWAF(Webアプリケーションファイアウォール)が未対応だったのです。
※今後対応予定のようです。
Webアプリケーションに潜む脆弱性を突く攻撃から守ってくれるWAFがないのは、心配だったので「ハイスピードプラン」は断念することに。
結局、色々なサイトでよく紹介されている、エックスサーバーの「X10」プランに移行することにしました。
データ量が多すぎて「WordPress簡単移行」では移行できず手動で移行
エックスサーバーに決めた理由の一つに「WordPress簡単移行」という機能があったからです。エックスサーバーの移行手順マニュアルを見ても簡単そうでした。
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「WordPress簡単移行」の手順は以下です。
参考URL:WordPress簡単移行
しかし、実際に「WordPress簡単移行」を行ってみると、エラーになり失敗。たぶんデータ量が多すぎたんだと思います。
結局、以下の手順を見ながら移行作業をしました。
参考URL:WordPressの移転について
主な流れは以下です。
設定内容 | 詳細 | |
手順1 | ドメイン設定の追加 | エックスサーバーにドメインの設定を追加する |
手順2 | データベースの作成 | エックスサーバーにデータベースを作成する |
手順3 | サイトデータのダウンロード | ロリポップからサイトデータを、自分のパソコンにダウンロードする(WinSCPなどを使用) |
手順4 | wp-configファイルの書き換え | ダウンロードしたサイトデータの中にある「wp-config.php」ファイルに書かれているデータベースの接続先情報を、手順2で作ったデータベース接続先情報に書き換える |
手順5 | データベースのエクスポート | ロリポップからデータベースの内容をエクスポートする |
手順6 | データベースのインポート | 手順5で取得したデータベースの情報を、エックスサーバーにインポートする。※データ量が多いとエラーになり、インポートできません。その場合は、データを分割することで対応できます。 |
手順7 | サイトデータのアップロード | 手順3で取得したサイトデータをエックスサーバーにアップロードする |
手順8 | ネームサーバーの変更 | 取得しているドメインのネームサーバーをロリポップからエックスサーバーに変更する |
移行した翌日から「Google Search Console」のAMPで大量の「404エラー」
無事、エックスサーバーに移行することができ「ホッ」としていたのですが、移行した翌日から「Google Search Console」のAMPで「URL が見つかりませんでした(404)」のエラーが大量に発生していたのです。
サイト移行により、一時的にAMPの表示がうまくされていなかったのか?エラーになったURLを「Google Search Console」で検証してみると「リンクされている AMP バージョンは有効です」と問題はなさそう。
移行作業に失敗した訳ではないので、様子を見ることに。
→ 1週間くらいかけて徐々に「404」エラーはなくなってきました。
トップページが「Google Search Console」のモバイル ユーザビリティでエラーになる
「Google Search Console」のAMPで「URL が見つかりませんでした(404)」のエラーが大量に発生しただけでなく、「モバイル ユーザビリティ」でも以下のエラーが発生。
- テキストが小さすぎて読めません
- ビューポートが設定されていません
今までそんなエラーは発生していなかったので、特に修正はせず検証を開始しました。
→ 結果、数日後に検証は「合格」
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エックスサーバーに移行した翌日から「アクセス数」が大幅に檄減
エックスサーバーに移行した翌日、「アクセス数」が激減しました。約半分くらい減ったのです。
AMPで大量の「404エラー」が発生していたことや、トップページが「モバイル ユーザビリティ」でエラーになっていたことが原因だとは思いますが、想定外の減り方でした。
そしてすぐアクセス数は戻ってくると思っていましたが、アクセス数は減った状態のまま1週間が経過。
無料テーマ「Cocoon」から有料テーマ「AFFINGER5」に移行した時も一時的にアクセス数が減少しました。
テーマ変更してアクセス数が減少した時の対処法
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テーマ変更の場合は、サイトの作りが大幅に変わるので、検索順位に変動があるのは当たり前のことかもしれませんが、サーバー移行はサイトの作りは変わりません。
そのため、そこまで検索順位に影響が出るとは思えません。
まだ1週間しか経過していないので、もう少し様子を見てみようと思っています。
→ 1週間を過ぎてから徐々にアクセス数も回復してきています。
期待していた高速化もあまり変わらず
ロリポップからエックスサーバーに移行して感じだことは、思っていたよりサイトの表示速度が速くなった気がしないという点です。
Googleの PageSpeed Insightsで判定しても、移行前と移行後では対して変わりませんでした。
ただ安定感は増したと感じています。ロリポップの時は、文章が長い記事をスマホで見ると記事下に設置した「関連コンテンツ」の広告が表示されず、真っ白になることがたまにありました。
しかしエックスサーバーに移行してからは、必ず表示されています。
またWordPressの管理画面は、明らかに表示速度が早くなりました。