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DNS(ドメインネームシステム)とは

2019年7月14日

DNS(ドメインネームシステム)って何?

DNSとはDomain Name Systemの略称で、コンピュータが理解しやすいインターネット上の住所である「IPアドレス」と、人が理解しやすいインターネット上の住所である「ドメイン」の対応表を管理しているシステムのことです。

DNS(ドメインネームシステム)を利用して、「IPアドレス」と「ドメイン」の変換がおこなっています。

DNSのイメージ例

DNS(ドメインネームシステム)はなぜ必要なの?

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IPアドレスとは

IPアドレスは、インターネット上の住所です。

インターネット上の通信は、宅配便の仕組みと似ています。

宅配の例

宅配便の仕組みでは、宅配物を送るとき「送り元の住所」と「届け先の住所」が必要です。

最寄りの営業所に集められた宅配物は、「届け先の住所」に近い営業所へ運び、その営業所から「届け先の住所」へ配送します。

IPアドレスの仕組み

宅配便と同じように、通信するときは必ず「送信元のIPアドレス」と「送信先のIPアドレス」が必要です。

ネットワーク上で通信をおこなうネットワーク機器には、必ずユニークなIPアドレスが付与されます。

まず「送信元のIPアドレス」に近いルーターと呼ばれるネットワーク機器(宅配便で考えると営業所の役割)にデータを送り、次に「送信先のIPアドレス」に近いルーターへデータを転送します。

そして、最後に「送信先のIPアドレス」が付与されているパソコンにデータを送ります。

ドメインとは

ドメインとは、人が理解しやすいインターネット上の住所です。

IPアドレスは、ネットワーク上の住所と説明しました。ただし、IPアドレスはコンピュータが理解しやすい形式になっており、人には分かりづらいものです。

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例えば、ホームページやブログのURLを、IPアドレスで表記すると、次のようになります。

  • https://92.100.10.11.co.jp
  • https://92.100.10.12.com
  • https://92.100.10.13.net

[例] ※IPアドレスはあくまでも例です。

IPアドレスだと何のサイトなのかよく分からないや

IPアドレスは、コンピュータにとっては理解しやすい値ですが、人にとっては分かりづらい表現です。人が理解しやすいように、IPアドレスをドメインに変換して表示しています。

  • https://yahoo.co.jp
  • https://medium-company.com
ドメインにすることで、何のサイトなのか分かりやすい!

DNSの役割

DNS(ドメインネームシステム)の役割は、コンピュータが理解しやすい「IPアドレス」と、人が理解しやすい「ドメイン」の対応表を管理し、「IPアドレス」と「ドメイン」の変換をおこなうことです。

次の図のようにDNSサーバでは、「IPアドレス」と「ドメイン」の対応表を管理しています。

DNSのイメージ例

クライアント(DNSサーバを利用するコンピュータ)は必要に応じて、DNSサーバに「IPアドレス」または「ドメイン」を問い合わせ、DNSサーバは、問い合わせ結果を返却する仕組みになっています。

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