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ブログでお金を稼ぐことができるのか?
おすすめの副業としてよく紹介されているブログですが「本当にブログでお金を稼ぐことができるの?」と疑問に思っている人も多いと思います。
結論から話すと、ブログでお金を稼ぐことはできます。月に数百万円を稼ぐトップブロガーになるのは難易度が高いものの、月に数万~数十万円ほどなら努力次第で稼ぐチャンスはあります。
これまでの日本は「終身雇用制度」と「年功序列制度」により、企業に入っていれば定年まで雇用が保証され、企業への在籍年数に比例して給料が増える、そんな時代でした。
しかし時代は変わってきています。日本最大手の「トヨタ自動車」の豊田社長は「終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」と助言し、日本経済団連の中西経団連会長も「雇用制度全般の見直しを含めた取り組みが大事だ」と発表しています。
この時代の変化に伴い、企業だけではなく個人にも変化が求められます。
「企業に依存する働き方ではなく個人で稼ぐ力が必要になる」そんな時代になってくるのではないでしょうか。
家計の足しにするために副業ブログを考えている人が多い思いますが、サラリーマンで働いている人こそ"個人で稼ぐ力"を得るために副業ブログを始めてみてはいかがでしょうか。筆者もその一人です。
副業ブログでお金を稼ぐ方法
基本的には「ブログで稼ぐ」とは、ブログの記事内に広告を掲載して広告収入を得るということです。
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ブログにおける主な広告サービスは次の2つです。
ブログの広告サービス
クリック報酬型の広告
「クリック報酬型」とは、ブログ内に掲載した広告がクリックされると報酬が発生する広告サービスです。代表的な「クリック報酬型」のサービスには「Googleアドセンス」があります。
次の図はGoogleアドセンスのイメージ例です。
サイト運営者はウェブサイトやブログに記事を書いて、Googleアドセンスの広告タグを貼り付けるだけです。あとはGoogleが読者に最適な広告を自動で表示してくれます。
読者にとって最適なものが表示されるため、高いクリック率が期待できます。そして表示された広告を読者がクリックするたびにサイト運営者に報酬が支払われる仕組みです。
Googleアドセンスについての詳しい説明はこちら
成果報酬型の広告
「成果報酬型」とは、ブログ内で紹介した商品やサービスが実際に購入されると報酬が発生する広告サービスです。代表的な「成果報酬型」のサービスには「アフィリエイト」があります。
次の図はアフィリエイトのイメージ例です。
企業の商品やサービスを「アフィリエイター」がウェブサイトやブログで紹介し、それを見た読者が購入・契約すると「アフィリエイター」に成果報酬が入るという仕組みです。
アフィリエイトについての詳しい説明はこちら
副業ブログがおすすめな理由
コストがほとんどかからない・低リスクで始められる
他の副業と比べ、ブログは初期費用やランニングコスト(ブログを維持するためのコスト)がほとんどかかりません。
そのため気軽に始められるのがブログのメリットです。
仮想通貨のような副業は「ハイリスク・ハイリターン」です。成功すれば大きな収益を得ることができますが、失敗すると損をします。
それに対してブログは「初期費用ほぼなし」「在庫なし」「人を雇う必要なし」で始められ、上手くいかなくても失うのは「多少の費用」と「費やした時間」だけで、とてもリスクの低い副業です。
また、ブログを書いていると「ライティングスキル」などが身につくので、上手くいかなくても費やした時間は無駄ではありません。
空き時間に作業ができる
ブログで副業したいと考えるも「そんな暇はない」と副業を断念する人も多いと思います。
ただブログはスマホ(もしくはパソコン)があればどこでも記事を書くことができます。
例えば、サラリーマンであれば、通勤中の電車の中や昼休みなどのちょっとした空き時間に記事を書くことができます。その他にも普段生活していると、30分や1時間くらいのちょっとした空き時間がある人がほとんどだと思います。
このちょっとした空き時間を有効活用して、お金を稼ぐことができるのがブログの魅力です。
本業の経験が活かせる
本サイトは私が仕事で学んだことや資格で勉強したこと、さらにIT知識を深めるために独学で勉強している内容を記事にしています。
IT業界でシステムエンジニアとして仕事をしていると、やりがいを感じることも多いですが、苦労することも多いです。本業で苦労して得たノウハウには「深み」があり、その情報を求めている人はたくさんいます。
また、仕事で得た知識をブログに残すことで、自分自身の知識向上につながり、本業のレベルアップにもつながります。
仕事で役立つスキルが身につく
ブログを書いていると感じる大きな魅力が「仕事で役立つスキルが身につく」ところです。
例えば、ブログを始めると次のようなスキルが身につきます。
- ライティングスキル
文章を書く力が身につく。例えば、メールの文章、プレゼンテーション資料、設計書など相手に分かりやすい文章を書く力が身につく。
- Webマーケティングスキル
Webサイト(ブログ)に人を集客し、サイト上に掲載した商品・サービスなどを購入してもらうにはどうすればよいか、その活動スキルが身につく。
ブログで収益を得るには、ブログの読者を増やす必要があります。そのためには、魅力的な文章を書く「ライティングスキル」と、読者を集め・商品の販売を促す「Webマーケティングスキル」が必要です。
この2つは仕事でも役立つスキルです。ブログを書くことで仕事に役立つスキルを身につけることができます。
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副業ブログを始める前に知っておきたいデメリット
これまでの説明を読んでいると、ブログでの副業には「メリットしかない」と感じる人も多いと思います。ただブログでの副業にもデメリットがあります。
主なデメリットは次のとおりです。
すぐには稼げない
ブログで副業を始めたら「すぐ稼げる」と考えている人も多いと思います。
ただ実際はすぐには稼げません。なかにはブログを始めてすぐ稼ぐ人もいますが、ほとんどの人はすぐには稼げません。
本サイトも月1万円を超える収益を出すまでに1年以上かかっています。
ブログを始めてから6ヶ月くらいは「収益なし」と考えていた方がよいでしょう。
ブログは記事が積みあがるほどにPV数(ページが表示される回数)が伸びて、PV数に比例して売上も増える特徴があるので、長期的な視点で取り組みましょう。
継続が難しい
ブログはすぐには稼げません。ブログを始めた当初は「収益が発生しない」「アクセス数が増えない」状態でたくさんの時間を費やして記事を書き続ける必要があります。
そのため、モチベーションが維持できず記事を書くのを辞めてしまう人、ブログを辞めてしまう人が多いです。
ただブログにかかわらず、副業で安定した収益を得るためには継続することが大切です。
ブログ開設に必要なもの
ブログは次のどちらかの方法で始めます。
- WordPress(ワードプレス)を利用する
- ブログサービス(はてなブログ)を利用する
ブログで収益化を考えてる人であれば「WordPress」でブログを開始することをおすすめします。なぜなら「WordPress」の方が自由度が高いからです。ブログのデザイン・構成・広告の設置場所など、自由に変更できます。
ただまったくの初心者にはややハードルが高いかもしれません。「WordPress」が難しいと感じる人は「はてなブログ」などのブログサービスを利用してブログを始めるのも選択肢の一つです。
最初は「はてなブログ」で始めて、軌道に乗ったらそのブログをそのままWordPressに移行するという方法もあります。
WordPress(ワードプレス)を利用する
ブログを始めるには「ドメイン」「サーバー」「ブログ」の3つが必要です。
次の図は「WordPress」を利用してブログを始めた場合のイメージ例です。
POINT
- サーバー:『インターネット上の土地』のイメージ
- ブログ:『インターネット上の家』のイメージ
- ドメイン:『インターネット上の住所』
WordPressでブログを始める場合は、レンタルサーバーから「サーバー」を借ります。そして、簡単にブログを作成・更新できるシステムであるWordPressを「サーバー」に入れ、ブログを作成します。
さらに「サーバー」に配置したブログを公開するには、インターネット上の住所である「ドメイン」が必要です。そのため「お名前.com」のようなドメイン取得専用サイトからドメインを取得します。
ブログサービスを利用する
ブログを始めるには「ドメイン」「サーバー」「ブログ」の3つが必要です。これはブログサービスを利用した場合も同じです。
次の図は「はてなブログPro」を利用してブログを始めた場合のイメージ例です。
WordPressの場合は、レンタルサーバーから「サーバー」を借り、WordPressでブログを作成していましたが、「はてなブログ」の場合はブログを作るための土台(サーバーとブログ運営に必要な設定)を「はてなブログ」が準備してくれます。
そのため、ブログのデザイン選択と多少の設定を行えば、すぐに記事を書き始めることができます。
「はてなブログ」には無料サービスと有料サービスがあります。無料と有料の違いは「独自ドメイン」が使えるかどうかです。
無料の場合は、独自ドメインが使用できません。インターネット上の住所である「ドメイン」を「はてなブログ」から借りる形です。(はてなブログという会社の一室が住所になるイメージ)
有料の場合は、独自ドメインが使用できます。(独立した新しい住所になるイメージ)
「はてなブログ」で収益化を考えているのであれば、独自ドメインが使える有料サービスを利用しましょう。なぜならGoogleなどの検索エンジンはドメインに対して評価します。「はてなブログ」というドメインを借りている無料ブログはなかなか評価されません。
「はてなブログ」有料サービスはこちら
ブログの始め方(WordPressの開設方法)
WordPressでブログを開設するには「レンタルサーバーと契約」「WordPressのインストール」「ドメイン取得・設定」「SSL設定」などを行う必要があります。
そして、その設定はレンタルサーバーで行うため、まずはレンタルサーバーと契約します。
レンタルサーバーは、国内シェアNo1(hostadvice.comによる調査)の「エックスサーバー」と国内シェアNo2の「ロリポップ」がおすすめです。
エックスサーバーでWordPressブログを始める
エックスサーバーは速度・サポートが充実している人気のレンタルサーバーです。
エックスサーバーでブログを始める手順は、下記の記事をご覧ください。
エックスサーバーでWordPressブログを開設する手順はこちら
ロリポップでWordPressブログを始める
ロリポップはエックスサーバー同様に人気のレンタルサーバーです。エックスサーバーより低価格なプランが提供されているため、なるべく初期費用を抑えたい人におすすめです。
ロリポップでブログを始める手順は、下記の記事をご覧ください。
ロリポップでWordPressブログを開設する手順はこちら
ブログ運営を成功させるコツ
特化ブログを作る
ブログは大きく分けると「雑記ブログ」と「特化ブログ」に分けられます。
雑記ブログは、特定のテーマを決めていないブログです。テーマを決めていないので、その時に書きたいことを記事にできます。
特化ブログは、特定のテーマが決まっているブログです。テーマが決まっているので、そのテーマに関連した記事を書く必要があります。
いろいろな記事を書いている雑記ブログより、特定のテーマに絞って記事を書いている特化ブログの方が専門性の高いブログです。
例えば「車」をテーマにしたブログの場合、車好きの人がブログに集まってきます。このように専門性の高い特化ブログの方が評価されやすく収益化しやすいと言われています。
有用性の高い記事を書く
有用性の意味は「何かの役に立つこと」です。
クリック報酬型の広告であるGoogleアドセンスには厳しい審査があります。Googleアドセンスの審査に落ちる理由で多いのが「有用性の低いコンテンツ」という理由です。
Googleアドセンスの審査に合格するためにも、有用性の高い記事を書く必要があります。
読者目線になって、書いた記事が誰かの役に立つものなのか。読者のターゲットを定めて、その読者向けに役立つ情報を提供できる記事を書くことが大切です。
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読者が読みやすい記事を書く
良い記事を書いても、記事が読みにくいと読者は途中で読むのをやめてしまう可能性があります。
そのため、文章を読みやすく工夫することは大切な作業です。
読みやすい記事を書くための工夫
- イメージが伝わりやすい画像を使う
- 重要な文言は強調する
- 「結論」→「理由」→「具体例」→「もう一度結論」のような構成を意識して書く
- 語尾をそろえる
- 同じ単語を連用しない
- 箇条書きや表も活用する
文章だけの記事は読むのが大変です。そのため、イメージが伝わりやすい画像を使うのは有効な手法です。
また「~です。~ます。」で終わる丁寧型と、「~だ。~である。」で終わる言い切り型が混在している文章は読みにくいです。一つの文章の中ではどちらかに統一しましょう。
その他にも「箇条書き」や「表」を使うのも有効です。
箇条書きの例
- 箇条書き1
- 箇条書き2
SEO対策をする
ブログで収益を得るためには、まずはブログの読者を集めることです。読者が集まらなければ収益は発生しません。
そして、読者を集めるために有効な手段が「SEO(Search Engine Optimizationの略)」です。
SEOとは検索エンジン最適化のことで、Googleなどの検索エンジンで検索したとき上位に表示させるための対策です。この対策をSEO対策と言います。
SEO対策の中でも重要なのが「記事タイトル」です。「検索キーワード」を意識した記事タイトルをつけることが重要です。
例えば、タイトルを「妊娠」としたとします。「妊娠」というキーワードでGoogle検索して上位に表示されるサイトを確認します。この上位に表示されるサイトがライバルです。
Googleで調べものをするとき、ほとんどの人は検索結果の1ページ目に表示されるサイトを参照します。2ページ目や3ページ目では、アクセス数はそこまで増えません。
そのため、1ページ目に表示される必要があります。この1ページ目に表示されているライバルサイトに勝る内容を書いているのであれば、タイトルは「妊娠」のままでも良いですが、妊娠のようなビッグキーワードは激戦区なので上位表示は至難の業です。
そこで、まずはロングテールキーワードを狙います。ロングテールキーワードとは、複数キーワードの組み合わせで構成された、検索キーワードのことです。
例えば、次のようなタイトルを付けたとします。
妊娠初期のつわりがつらい - つわりを軽くするための対処法
このタイトルには「妊娠」「初期」「つわり」「つらい」「対処法」という複数のキーワードが含まれています。Google検索で「妊娠 初期 つわり つらい」や「妊娠 初期 つわり 対処法」と検索したときに表示されるのを狙ったタイトルです。
このように「検索キーワード」を意識してタイトルをつけることが大切です。
ロングテールキーワードは競合が少ないため、ビッグキーワードに比べ上位表示が狙いやすいです。まずはロングテールキーワードで上位表示を目指しましょう。