コンソーシアムチェーン（コンソーシアム型）
コンソーシアムチェーン（コンソーシアム型）とは、複数の管理者が存在し、参加者が限定されたブロックチェーンのことです。
ブロックチェーンとは
ブロックチェーンとは、取引データを「ブロック」という1単位にまとめて管理し、その「ブロック」を「チェーン」のように繋いで保管する技術のことです。
2008年に「サトシ・ナカモト」という名前を使った人物（またはグループ）が、暗号資産（仮想通貨）ビットコインの公開取引台帳としての役割を果たすために発明しました。
ブロックチェーンは、データの破壊・改ざんが極めて困難なこと、障害によって停止する可能性が低いシステムが作れるなどの特徴を持つため大きな注目を集めています。
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ブロックチェーンには大きく分けて「パブリックチェーン（パブリック型）」「プライベートチェーン（プライベート型）」「コンソーシアムチェーン（コンソーシアム型）」があります。
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コンソーシアムチェーンとは
パブリックチェーン（パブリック型）は、誰でも参加できるオープンなブロックチェーンです。管理者は存在せず、参加も脱退も自由に行えます。
パブリックチェーンは参加者に制限がなく誰でも自由に利用できます。また取引データは参加者に公開されており、透明性が高いのも特徴です。
次の図はパブリックチェーンのイメージ例です。
それに対しプライベートチェーン（プライベート型）は、単体で管理者（管理する組織）が存在し、ブロックチェーンネットワークへの参加者を限定しています。
プライベート型のブロックチェーンネットワークに参加するには管理者の許可が必要です。
次の図はプライベートチェーンのイメージ例です。
この「パブリックチェーン」と「プライベートチェーン」の中間に位置するのが「コンソーシアムチェーン」です。
コンソーシアムチェーン（コンソーシアム型）は、複数の管理者（管理する組織）が存在し、参加者が限定されたブロックチェーンです。
プライベート型のブロックチェーンネットワーク同様、参加するには管理者の許可が必要です。
次の図はコンソーシアムチェーンのイメージ例です。
コンソーシアムチェーンはプライベートチェーンとは違い、複数の管理者が存在するため、責任やコストを複数の管理者に分散できます。
そして、企業が扱うデータには、個人情報が含まれていることがあり、不特定多数の参加者全員に取引データを公開するパブリックチェーンで取り扱うのは難しいものがあります。
その点コンソーシアムチェーンでは、プライベートチェーン同様にブロックチェーンネットワークの参加者が限定されている（参加するには管理者の許可が必要）ため、秘匿性の高い情報が扱えます。
コンソーシアムチェーンは主に複数の企業や団体で情報共有をする際に利用されています。