WordPressでWebサイトやブログを開設するには、まずレンタルサーバーを選ぶ必要があります。
しかし「どのレンタルサーバーにすればよいかわからない」とレンタルサーバー選びに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
たくさんあるレンタルサーバーの中でも「ロリポップ」と「さくらインターネット」には低価格プランが存在し「あまりお金をかけたくない」「初期費用は最小限に抑えたい」という人におすすめなレンタルサーバーです。
「ロリポップ」や「さくらインターネット」は「安いけど遅い」、昔はそんなイメージでした。しかし、すべてのプランをSSDに変更し高速化が進み「安いけど遅い」から「安くて速い」に変わってきています。
本記事では、人気のレンタルサーバーである「ロリポップ!」と「さくらインターネット」の違いをわかりやすく比較しています。
目次
ロリポップとさくらインターネットの簡易比較
「ロリポップ」と「さくらインターネット」の人気プランでの簡易比較は次の表のとおりです。
特徴/プラン | ロリポップ! (ハイスピード) |
さくらインターネット (プレミアム) |
サーバー性能 | ★★★★★☆ | ★★★★★☆ |
料金 | ★★★★★★ 初期費用:0円 1年契約:月額 825円 3年契約:月額 550円 |
★★★★☆☆ 初期費用:0円 1年契約:月額 1,310円 3年契約:月額 900円 |
サービス・サポート | ★★★★★☆ | ★★★★★☆ |
独自ドメイン 永久無料特典 |
あり | なし |
簡易説明 | ・大量アクセスに強く安定している。また表示速度も速い ・国内シェアNo2(hostadvice.comによる調査※2022年12月時点)の人気レンタルサーバーで実績十分 |
・大量アクセスに強く安定している。また表示速度も速い ・国内シェアNo3(hostadvice.comによる調査※2022年12月時点)の人気レンタルサーバーで実績十分 |
※2022年12月時点。時期によってはキャンペーンを実施しているので、詳細は公式サイトをご覧ください。
ポイント
- ロリポップ:低性能~高性能プランがある人気のレンタルサーバー。安い料金で高性能なハイスピードプランがお得
- さくらインターネット:低性能~高性能プランがある人気のレンタルサーバー。Webサイトを高速かつ安定して表示する技術である「コンテンツブースト」を採用し、安い料金で高速に動作するプレミアムプランがおすすめ
ロリポップとさくらインターネットの詳細比較
【比較1】プランと料金設定
ロリポップとさくらインターネットのプランと料金設定は次のとおりです。
※下記の料金は2022年12月時点のものです。時期によってはキャンペーンを実施しているので、詳細は公式サイトをご覧ください。
【ロリポップのプランと料金設定】
ロリポップの公式サイトはこちら
契約期間/プラン | エコノミー | ライト | スタンダード | ハイスピード | エンタープライズ |
1ヶ月 | 132円 | 440円 | 880円 | 1,320円 | 2,530円 |
3ヶ月 | 132円 | 418円 | 770円 | 1,210円 | 2,530円 |
6ヶ月 | 132円 | 385円 | 715円 | 990円 | 2,200円 |
12ヶ月 | 132円 | 330円 | 660円 | 825円 | 2,200円 |
24ヶ月 | 132円 | 275円 | 550円 | 770円 | 2,200円 |
36ヶ月 | 99円 | 220円 | 440円 | 550円 | 2,200円 |
各プランの特徴は次のとおりです。
ロリポップ各プランの特徴
- エコノミー:WordPressは利用できない
- ライト:趣味でサイト運営をはじめる人向け
- スタンダード:趣味やビジネスでサイト運営をはじめる人向け
- ハイスピード:大量アクセスでも高速表示したい人向け
- エンタープライズ:大規模なサイトを運営する人向け
エコノミープランはWordPressが使えないので「なるべくお金をかけたくない」「初期費用は抑えたい」という人は「ライト」または「スタンダード」プランを選択しましょう。
ブログを開設した当初はアクセス数が少ないため「ライト」や「スタンダード」プランで十分です。
ただアクセス数が増えてくると「ライト」や「スタンダード」プランでは不安定になってくるため、大量アクセスでも高速に動作する「ハイスピード」プランがおすすめです。
【さくらインターネットのプランと料金設定】
さくらインターネットの公式サイトはこちら
契約期間/プラン | ライト | スタンダード | プレミアム | ビジネス | ビジネスプロ | マネージドサーバ |
1ヶ月 | - | 524円 | 1,571円 | 2,619円 | 3,819円 | HDD:13,200円 SSD:19,800円 |
12ヶ月 | 131円 | 437円 | 1,310円 | 2,183円 | 3,866円 | HDD:12,100 SSD:18,150円 |
24ヶ月 | 129円 | 439円 | 1,000円 | 2,148円 | 3,929円 | HDD:12,012円 SSD:18,018円 |
36ヶ月 | 128円 | 425円 | 900円 | 2,122円 | 4,714円 | HDD:11,880円 SSD:17,820円 |
各プランの特徴は次のとおりです。
さくらインターネット各プランの特徴
- ライト:WordPressは利用できない
- スタンダード:WordPressが使える人気No.1プラン
- プレミアム:大量アクセスにも対応できるCDN(高速化対応)標準装備
- ビジネス:複数人でのサイト更新に対応、ビジネスユースに最適
- ビジネスプロ:サイトの安定性を重視したビジネス向けプラン
- マネージドサーバ:安定性、性能を重視したサーバー1台専有プラン
ライトプランはWordPressが使えないので「なるべくお金をかけたくない」「初期費用は抑えたい」という人は「スタンダード」プランを選択しましょう。
ブログを開設した当初はアクセス数が少ないため「スタンダード」プランで十分です。
ただアクセス数が増えてくると「スタンダード」プランでは不安定になってくるため、Webサイトを高速かつ安定して表示する技術である「コンテンツブースト」を採用している「プレミアム」プランがおすすめです。
また「マネージドサーバ」プランのようにサーバー1台を専有できる本格的なビジネスプランも存在しています。
チェック
料金比較:ロリポップの「ハイスピード」プランとさくらインターネットの「プレミアム」プランの比較はロリポップの方が安いが、低価格の「スタンダード」プランの比較ではさくらインターネットの方が安い
【比較2】サーバーの性能
ロリポップ「ハイスピードプラン」とさくらインターネット「プレミアムプラン」のサーバー性能は次のとおりです。
項目/プラン | ロリポップ! (ハイスピード) |
さくらインターネット (プレミアム) |
12ヵ月契約 | 月額 825円 | 月額 1,310円 |
36ヵ月契約 | 月額 550円 | 月額 900円 |
Webサーバー | LiteSpeed | Nginx (Nginx + Apache) |
OS | Linux(CentOS) | FreeBSD |
ストレージ | SSD | SSD |
容量 | 400 GB | 400 GB |
割り当てCPU | 非公開 | 非公開 |
割り当てメモリ | 非公開 | 非公開 |
RAID構成 | RAID50 + RAID10 | RAID10 |
WordPress高速化 | LiteSpeed Cache | コンテンツブースト |
自動バックアップ | 無料 (復元は有料) |
無料 ※ただし手動で設定が必要 (復元も無料) |
ロリポップとさくらインターネットの「スタンダードプラン」のサーバー性能は次のとおりです。
項目/プラン | ロリポップ! (スタンダード) |
さくらインターネット (スタンダード) |
12ヵ月契約 | 月額 660円 | 月額 437円 |
36ヵ月契約 | 月額 440円 | 月額 425円 |
Webサーバー | Apache | Nginx (Nginx + Apache) |
OS | Linux(CentOS) | FreeBSD |
ストレージ | SSD | SSD |
容量 | 300 GB | 300 GB |
割り当てCPU | 非公開 | 非公開 |
割り当てメモリ | 非公開 | 非公開 |
RAID構成 | RAID50 + RAID10 | RAID10 |
WordPress高速化 | - | - |
自動バックアップ | 無料 (復元は有料) |
無料 ※ただし手動で設定が必要 (復元も無料) |
※2022年12月時点。詳細は公式サイトをご覧ください。
ロリポップの「ハイスピードプラン」とさくらインターネットの「プレミアムプラン」は、どちらも高性能なサーバーです。そのため、ロリポップの「ハイスピードプラン」の方が値段も安くお得です。
「スタンダードプラン」での比較は、ロリポップのWebサーバーがApacheのため、さくらインターネットの方が高性能なサーバーです。(WebサーバーはApacheより、NginxやLiteSpeedの方が高速に動作する)
チェック
性能比較:ロリポップの「ハイスピードプラン」とさくらインターネットの「プレミアムプラン」は、どちらも高性能なサーバー、「スタンダードプラン」はさくらインターネットの方が高性能。
【比較3】サーバーの機能
ロリポップとさくらインターネットの主な機能は次のとおりです。
項目/プラン | ロリポップ! (ハイスピード) |
さくらインターネット (プレミアム) |
簡単インストール (WordPress) |
○ | ○ |
他サーバーからの移行 | ○ | ○ |
プラン変更 | ○ ※上位プランへの変更のみ可能 |
△ ※申し込み直す必要がある |
WAF (脆弱性対策) |
○ | ○ |
無料独自SSL | ○ | ○ |
自動バックアップ | ○ | △ ※手動で設定が必要 |
バックアアップからの復元 | ○ ※ただし有料 | ○ |
セキュリティ診断 (ウイルスチェック) |
○ | ○ |
※2022年12月時点。詳細は公式サイトをご覧ください。
どちらのサーバーもWordPressの簡単インストール、他サーバーからの移行などの便利機能、WAFによる脆弱性対策やセキュリティ診断などのセキュリティ対策など充実しています。
さくらインターネットはプラン変更に対応していませんが、申し込みし直すことでプランを変更できます。ロリポップは上位プランへの変更のみ可能で、下位プランへの変更はできません。
自動バックアップについてはどちらも無料のため「万一誤ってデータを消してしまった」「いつのまにかデータが消えてしまった」といった場合にデータを復旧できます。ただしロリポップは復元が有料、さくらインターネットは手動での設定が必要なのでご注意ください。
チェック
機能比較:どちらのサーバーも機能は充実している
【比較4】サポート内容
ロリポップとさくらインターネットのサポート内容は次のとおりです。
項目/プラン | ロリポップ! | さくらインターネット |
メールサポート | ○ 原則48時間以内の返信 |
○ 営業時間内に順次対応 |
チャットサポート | 平日 9:30〜13:00、14:00〜17:30 | 24時間 |
電話サポート | 平日 10:00~18:00 ※エコノミーとライトプランは非対応 |
コールバック予約 |
※2022年12月時点。詳細は公式サイトをご覧ください。
チェック
サポート内容比較:ロリポップの方が充実している
最後に
人気のレンタルサーバーであるロリポップとさくらインターネットの料金・性能・機能・サポート内容について紹介しました。
どちらも低性能~高性能プランが存在しているため「あまりお金をかけたくない」と考えている人にとって利用しやすいサーバーです。
またビジネスプランも用意されているため、ビジネスで利用する人にとっても利用しやすいサーバーです。
ロリポップの公式サイトはこちら
さくらインターネットの公式サイトはこちら
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