はじめに
前回の記事では、Javaの演算子(比較演算子、条件演算子、論理演算子)について紹介しました。
本記事では、Javaの条件分岐(if文)について紹介します。
if文を使った条件分岐
if文は条件によって処理を分けるときに使う制御文です。
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if文の使用例
それでは、実際にプログラムでif文を使用した条件文の例を紹介します。if文の書き方は次のとおりです。
if文の書き方
if (条件式) {
// 条件式がtrueのときに実行される処理
}
次の例では、もし「変数age」が20だったら"20歳です"という文字列を表示しています。
[if文の例]
public class IfSample {
public static void main(String[] args) {
int age = 20;
if (age == 20) {
System.out.println("20歳です");
}
}
}
[実行結果]
20歳です
上記のソースコードの処理の流れは次のとおりです。
処理解説
- ifの条件式「age == 20」を判定
- 条件式がtrueであれば、if内の処理を実行する
- 条件式がfalseであれば、if内の処理は実行しない
if-else文の使用例
続いては、if-else文の書き方を紹介します。if-else文の書き方は次のとおりです。
if-else文の書き方
if (条件式) {
// 条件式がtrueのときに実行される処理
} else {
// 条件式がfalseのときに実行される処理
}
次の例では、もし「変数age」が20以上だったら"20歳です"という文字列を表示し、それ以外は"20歳未満です"という文字列を表示しています。
[if-else文の使用例]
public class IfElseSample {
public static void main(String[] args) {
int age = 21;
if (age >= 20) {
System.out.println("20歳以上です");
} else {
System.out.println("20歳未満です");
}
}
}
[実行結果]
20歳以上です
上記のソースコードの処理の流れは次のとおりです。
処理解説
- ifの条件式「age >= 20」を判定
- 条件式がtrueであれば、if内の処理を実行する
- 条件式がfalseであれば、else内の処理を実行する
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else if文の使用例
複数の条件がある場合は、else if文を使用します。else if文の書き方は次のとおりです。
if-else文の書き方
if (条件式1) {
// 条件式1がtrueのときに実行される処理
} else if (条件式2) {
// 条件式2がtrueのときに実行される処理
} else if (条件式3) {
// 条件式3がtrueのときに実行される処理
} else {
// すべての条件式がfalseのときに実行される処理
}
次の例では、「変数age」が12以上だったら"大人料金です"、6以上12未満だったら"子供料金です"、それ以外は"無料です"と表示しています。
[else if文の使用例]
public class IfElseIfSample {
public static void main(String[] args) {
int age = 11;
// 12歳以上は大人料金
if (age >= 12) {
System.out.println("大人料金です");
// 6歳以上12歳未満は子供料金
} else if (age >= 6) {
System.out.println("子供料金です");
// 6歳未満は無料
} else {
System.out.println("無料です");
}
}
}
[実行結果]
子供料金です
上記のソースコードの処理の流れは次のとおりです。
処理解説
- ifの条件式「age >= 12」を判定
- ifの条件式がtrueであれば、if内の処理を実行する
- ifの条件式がfalseであれば、else ifの条件式「age >= 6」を判定
- else ifの条件式がtrueであれば、else if内の処理を実行する
- else ifの条件式がfalseであれば、else内の処理を実行する
終わりに
本記事では、Javaの条件分岐(if文)について紹介しました。
次回の記事では、Javaの繰り返し処理(for文)について紹介します。
次回の記事