プログラム

オブジェクトとは

オブジェクト(object)

オブジェクト(英:object)とは、物、物体などの意味を持つ英単語で、ソフトウェアの分野では、コンピュータ上で操作や処理の対象となる何らかの実体のことをいいます。

オブジェクトはさまざまな実体の総称です。

オブジェクト指向

オブジェクト指向では、クラスのインスタンスのことをオブジェクトといいます。

オブジェクト指向言語では、クラスと呼ばれるものを使用します。クラスとはデータや処理をひとまとめにしたものです。

関連するデータや処理をまとめた「クラス」という部品を作っておき、その部品を自由に組み合わせ、必要であれば再利用することで効率よくプログラムを組んでいきます。

このように機能を部品化し、部品を組み合わせてプログラムを完成させる考え方のことを「オブジェクト指向」といいます。

参考

オブジェクト指向の3大要素は「継承」「ポリモーフィズム(多態性)」「カプセル化」

オブジェクトとインスタンスの関係

オブジェクトとはさまざまな実体の総称であり、インスタンスもオブジェクトの1つです。

オブジェクトとインスタンスの違い

オブジェクト指向言語で使うクラスというのは、設計図のようなものであり、そのままでは使用することができません。クラスを使用するには、メモリ上にクラスのオブジェクトを生成する必要があります。

このクラスを元に作成したオブジェクトの実体のことをインスタンスといいます。

インスタンスとは

このように、オブジェクトとインスタンスは同じものを指しています。

書籍やインターネット上で、オブジェクトとインスタンスが同じ意味のように使用されるのはこのためです。

まとめ

オブジェクトはさまざまな実体の総称であり、インスタンスはオブジェクトの1つ。オブジェクト指向言語ではオブジェクトとインスタンスは同じものを指す。

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