ユースケース図の書き方

情報処理

ユースケース図の書き方 | 分かりやすく図解で解説

ユースケース図とは

ユースケース図とは、利用者視点でシステムがどのように利用されるかを非常にシンプルな図で表したモノです。

ユースケース図

上記は販売システムをユースケース図で表しています。販売システムでは、利用者は「商品を購入」、販売者は「商品の登録」と「売上の集計・閲覧」をする事がユースケース図から読み取れます。

 

顧客の要求をシステム化するにあたり、文章や口頭でのやりとりだけでは認識に齟齬がでる危険性があります。文章や口頭だけではなく分かりやすい図でお互いの認識を合わせることが大切です。この時に利用されるUML(Unified Modeling Language)の1つとしてユースケース図があります。

※UMLとはソフトウェアの機能や構造をわかりやすく図で表現する手法のことをいいます。

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誰がどんな風に利用できるシステムなのかが一目でわかるのがユースケース図の特徴です。

ユースケース図で使用する記号一覧

名称 記号 説明
アクター アクター システムを利用するユーザーや組織または外部システムを表現
ユースケース ユースケース システムがどう利用されるかを示す
関連 ユースケース関連 アクターとユースケースを繋げる線
汎化 ユースケース図凡化 「A is B」(イコール)の関係性を表す線

例えば利用者のアクターとアルバイトのアクターは汎化関係が成立

(利用者=アルバイト)

拡張 ユースケース拡張 Aを利用するとBが追加される場合があるような関係性を表す線

例えば「家族を登録する」というユースケースと「家族割りを適用する」というユースケースは拡張関係が成立

包含 ユースケース包含 Aの内部にBを含む、Bが成り立てばAも成り立つという関係を表す

例えば「携帯を購入する」というユースケースと「契約者情報を登録する」というユースケースは包含関係が成立

サブジェクト ユースケース図サブジェクト 複数のユースケースをまとめる境界線として利用

システム名などを表現

パッケージ ユースケース図パッケージ サブジェクト内で複数のユースケースをまとめて表現する際に使用する枠線

例えばAシステムのサブジェクトには管理パッケージと一般パッケージ存在する場合などで使用

ノート ユースケース図メモ ユースケース図にメモ書きする際に使用

汎化

汎化とは「A is B」(イコール)の関係性を表す線。

以下の例では「利用者 = 契約者」です。

ユースケース図例汎化

拡張

拡張とは「Aを利用するとBが追加される」のような関係性を表す線。

以下の例では「家族を登録」すると「家族割が適用される」という関係性を表しています。

ユースケース図拡張記号の例

包含

包含とは「A has B」の関係性を表す線。Aが成り立てばBも成り立つ(含まれる)という関係性を表します。

以下の例では「携帯を購入する」場合、必ず「契約者情報を登録する」も登録するので、「携帯を購入する」というユースケースには「契約者情報を登録する」というユースケースが含まれている事を示しています。

ユースケース図例包含

パッケージ

パッケージとは、サブジェクト内で複数のユースケースをまとめて表現する際に使用する枠線。

以下の例では「携帯システム」のサブジェクト内に「一般」パッケージと「管理」パッケージが存在するユースケース図です。

ユースケース例パッケージ

終わりに

本記事ではユースケース図の書き方について紹介しました。

ユースケース図は非常にシンプルな図です。現場によっては要件定義の段階でユースケーズ図を作成する案件もあるので、覚えておきたいUMLの一つです。

 

 

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