目次
SQL(Structured Query Language)
SQL(エスキューエル)とは、関係データベースの管理や操作を行うことができるデータベース言語の1つです。
スポンサーリンク
関係データベースとは
関係データベース(英:relational database)とは、データを表の形で管理するデータベースのことです。リレーショナルデータベースとも呼ばれています。
システムやソフトウェア開発などでは、データベースを利用して、データをデータベースに保管して管理することが一般的です。
次の表は関係データベースのイメージ例です。表(テーブル)は行(レコード)と列(フィールド)によって形成されています。
この関係データベースに対して、レコードの抽出・登録・更新・削除などの操作をするための言語がSQLです。
主なSQL文
テーブルの作成(CREATE TABLE)
データベースに表(テーブル)を作成するには CREATE TABLE文を使います。
CREATE TABLEの基本構文
CREATE TABLE 表名 (
列名 データ型 オプション,
・・・
);
以下は、userテーブルを作成する例です。
カラム名 | データ型 | その他 |
id | INTEGER | 主キー |
name | VARCHAR2 (50) | NULL許容しない |
address | VARCHAR2 (255) |
CREATE TABLE user (
id INTEGER PRIMARY KEY,
name VARCHAR2 (50) not null,
address VARCHAR2 (255) null
);
テーブルの削除(DROP TABLE)
データベースの表(テーブル)を削除するには DROP TABLE文を使います。
CREATE TABLEの基本構文
DROP TABLE 表名;
以下は、userテーブルを削除する例です。
DROP TABLE user;
レコードの追加(INSERT)
表(テーブル)に新しくレコードを追加するには、INSERT文を使います。
INSERTの基本構文
INSERT INTO 表名 (列1, 列2, 列3・・・)
VALUES (値1, 値2, 値3・・・) ;
以下は、userテーブルに新規レコードを追加する例です。
INSERT INTO user (id, name, address) VALUES ('000005', '桜井五郎',' 沖縄県那覇市');
レコードの更新(UPDATE)
表(テーブル)のレコードを更新するには、UPDATE文を使います。
UPDATE文の基本構文
UPDATE 表名
SET 列名 = 値
WHERE 条件;
以下は、userテーブルのレコードを更新する例です。
UPDATE user SET address = ’東京都品川区’ WHERE id = '000001';
レコードの削除(DELETE)
表(テーブル)のレコードを削除するには、DELETE文を使います。
DELETE文の基本構文
DELETE FROM 表名
WHERE 条件;
以下は、userテーブルのレコードを削除する例です。
DELETE FROM user WHERE id='000003';
レコードの抽出(SELECT)
表(テーブル)から特定のレコードを抽出するには、SELECT文を使います。
SELECT文の基本構文
SELECT 列名1, 列名2・・・FROM 表名
WHERE 条件;
以下は、userテーブルからレコードを抽出する例です。
※アスタリスク(*)は全ての列という意味。
SELECT * FROM user WHERE id = '000001'