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RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)って何?
RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)とは、日々の業務をコンピュータにより自動化するソフトウェア(ツール)のことをいいます。
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ルール化された定常業務(変化のない日常的な業務)などを、コンピュータが行うことで、作業時間や人件費のコスト削減に繋がります。また人間が行うよりコンピュータが行う事でミスを軽減できるメリットがあります。
RPAは近年注目を集めた技術であり、日本国内では2016年頃からRPAという言葉が使われ始め、その分かりやすさや、即効性から2017年にはAI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)と並び注目を集めています。
AIとRPAの違い
AIとは「Artificial Intelligence」の略で人工知能ともいわれています。AI(人工知能)は人間の脳が行っている知的な作業をコンピュータが行うことをいいます。
具体的な例では、車の自動運転や囲碁や将棋、チェスなどのAIが有名です。最近ではAmazonがAIの画像解析を利用し、ドローンで宅配を行うサービスを計画しています。
参考URL:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1906/06/news058.html
AI(人工知能)とRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)は、どちらも人間が行っていた作業をコンピュータにより自動化するモノなので、基本は同じです。
ただ人間のようにコンピュータが判断して動作するAIとは違い、RPAは人間が作ったルールに従い動作するだけの自動化ツールであり、あくまでも業務効率を向上させるためのソフトウェアです。
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RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の具体例
三井住友銀行300万時間を削減
三井住友銀行では、2017年4月から中期経営計画で、2020年3月までに500億円の経費を削減することを目標に掲げています。その効率化の計画の中核をなすのが「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」です。
RPAを導入した三井住友銀行は1年間で110万時間以上のPC作業の削減に成功しています。
リクルート3年半で120業務を自動化
リクルートは2015年の秋からRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を導入し、3年半で120業務以上のコンピュータによる自動化に成功しています。
NTT-ATが提供しているRPAツール「WinActor」
RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)は、製品として発売されています。
NTT-AT(NTTアドバンステクノロジ)が提供しているRPAツールであるWinActorは、2018年4月に1,000社、同年10月に2,000社、さらに約半年で新たに1,000社以上に導入し、3,000社を超える企業に導入しています。
参考URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000056.000023654.html