PHP入門

繰り返し(while文) | 初心者でもわかるPHP入門

2021年6月14日

はじめに

前回の記事では、PHPの繰り返し処理(for文、foreach文)について紹介しました。

本記事では、while文を使った繰り返し処理について紹介します。

while文を使った繰り返し処理

while(読み:ホワイル)文とは、条件が成立している間 処理を繰り返し実行する制御文です。同じ繰り返し処理であるfor文、foreach文との違いは、繰り返しの回数があらかじめ決まっていないところです。

while文の書き方は次のとおりです。

while文の書き方

while (条件) {

// 繰り返しの中で実行される処理

}

while文では、条件が成立する限り処理を繰り返します。

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while文の使用例

それでは、実際にPHPのプログラムでwhile文を使用した繰り返し処理を紹介します。

次の例では、「$i < 5」の条件が成立している間、while内の処理を繰り返し実行しています。

[while文の使用例]

<?php

$i = 0;
        
while ($i < 5) {
    print("iの値=$i<br />");
    $i++;
}

?>

[実行結果]

iの値=0
iの値=1
iの値=2
iの値=3
iの値=4

while文の注意点

繰り返し回数があらかじめ決まっているfor文やforeach文とは違い、while文は繰り返し回数が決まっていません。

そのため、常に成り立つような条件を書いてしまうと、処理を永遠に繰り返してしまいます。これを無限ループといいます。

次のソースコードは無限ループの例です。変数「$i」の値を増やす処理を書いていないため、変数「$i」の値は変わらず無限ループになっています。

[無限ループの例]

<?php

$i = 0;
        
while ($i < 5) {
    print("iの値=$i<br />");
}

?>
while文を使うときは、無限ループを作りこまないように注意が必要です。

do-while文を使った繰り返し処理

do-while文も、while文と同じように繰り返しを行う制御文です。

while文との違いは、while文は条件が成立しないと処理を1度も実行しないことがあるが、do-while文は、条件が成立しなくても必ず1度は処理を実行します。(条件を処理の下に書くため、必ず1度は処理が実行される)

do-while文の書き方は次のとおりです。

do-while文の書き方

do {

// 繰り返しの中で実行される処理

} while (条件)

do-while文の使用例

それでは、実際にPHPのプログラムでdo-while文を使用した繰り返し処理の例を紹介します。

次の例では、「$i < 2」の条件が成立している間、do-while内の処理を繰り返し実行しています。

[do-while文の使用例]

<?php

$i = 0;
        
do {
    print("iの値=$i<br />");本記事では、while文を使った繰り返し処理について紹介します。
    $i++;
    
} while ($i < 2);

?>

[実行結果]

iの値=0
iの値=1

終わりに

本記事では、while文を使った繰り返し処理について紹介しました。

次回の記事では、PHPのbreak文とcontinue文について紹介します。

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