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30代未経験からIT業界への転職を成功させる方法

2022年8月31日

30代未経験でIT業界に転職するのは難しい?

30代未経験の転職が厳しい理由

企業はポテンシャル採用と呼ばれる若手の将来性を重視した採用をしていることが多く、20代(特に20代前半)であれば未経験可の求人が多く存在しています。

しかし、30代になると即戦力になる人材を採用する傾向があります。そのため、30代未経験でのIT業界への転職は厳しいのが現実です。

30代未経験でも転職はできる

IT業界は"売り手市場"が今後しばらくの間続くことが見込まれており、ITエンジニアの人材が不足しています。

私は現在、中小企業で技術職の課長を務めていますが、新人採用の面接も担当しています。(一次面接は人事と、実際に新人教育の責任者となる技術職の課長が担当している)

本来であれば30代の即戦力となる人材を採用したいのですが、知名度が高くない中小企業だと即戦力の30代が中途採用で応募してくることはほとんどありません。(大手企業が積極的に採用している時期は30代即戦力の応募は少なく、景気が悪くなり大手企業の採用が消極的になると、中小企業に30代即戦力の応募が増える)

そのため、弊社では新人の採用に力を入れています。しかし、予定していた人数の新人を採用できない年がよくあります。その理由は、内定を出しても辞退する学生が多いからです。(大手企業も積極的に若手社員を採用しているので、中小企業は辞退されやすい)

このように企業側も採用には苦労しており、30代以降の人材の確保に乗り出す企業も存在しています。

IT知識ゼロの30代はかなり厳しいと思いますが、独学で知識を身につけている方や、前職の経験が生かせそうな方などであれば、30代未経験でも転職は可能です。

30代未経験がIT業界へ転職する際に準備しておきたいこと

30代未経験で転職を考えているのであれば、ITの基礎知識を身につけておくことが大切です。IT知識がほとんどない状態での転職はかなり厳しいのが現実です。

目指すエンジニアを決め、その職種で必要な基本的な知識を身につけておきましょう。

IT業界には、主に次のような職種があります。

職種説明
営業職自社で製品を扱っている企業であれば自社製品やサービスの販売、SIer(システムインテグレーター)や下請け会社であれば、新規顧客や案件の獲得、要員の提案などを行うのが営業の仕事。
技術職プログラマシステムエンジニアなどが作った設計に基づき、プログラミング言語を用いてさまざまなシステムやソフトウェアを作るのがプログラマの仕事。
システムエンジニア顧客の要望に基づきシステムとして成り立つように設計するのがシステムエンジニアの仕事。プログラマとして現場経験を積んでからシステムエンジニアにステップアップすることが多い。
組み込みエンジニア家電製品や自動車、医療機器などのハードウェア上で動作するソフトウェアを開発するのが組み込みエンジニアの仕事。
ネットワークエンジニアシステムが利用できるようにネットワーク環境を整えるのがネットワークエンジニアの仕事。
Webデザイナー企業や個人から依頼されたWebサイトのデザインを制作するのがWebデザイナーの仕事。
事務職主にITエンジニアのサポートをするのが事務の仕事。他業界の事務職と比べると、IT関連の業務が多いという特徴がある。

独学で勉強する

目指すエンジニアを決め、そのエンジニアに必要な知識やスキルの習得に向けて勉強をしましょう。

独学でエンジニアを目指す際の勉強法には次のような方法があります。

  • 参考書を利用する
  • Webサイトや動画サイトを利用する
  • オンラインプログラミング学習サービスを利用する
  • 勉強会を利用する

独学で学習する際のポイントは「実際に手を動かして作業してみる」ことです。

例えばプログラマを目指すのであれば、プログラミング言語の参考書やWebサイト・動画サイトを利用してWebアプリケーションやAndroidアプリケーションなど、実際にアプリを作成することでプログラミング能力を身につけることができます

また、参考書ではわかりづらいと感じる場合は「Progate」や「ドットインストール」のようなオンラインプログラミング学習サービスを利用するのもお勧めです。

資格を取得する

未経験からIT業界を狙う場合、面接のときにITスキル習得に向けて勉強している姿勢を見せるのは有効で、特に資格を取得しているほうが有利だといえます。

資格の勉強をとおしてITの知識を身につけておくと、専門用語や基礎知識の理解など、転職後の業務でも役立つ場面があります。具体的には、以下のような資格の取得がお勧めです。

  • ITパスポート
  • 基本情報技術者

どちらもIT力を証明する国家試験です。

ただ「ITパスポート」はITの初歩資格のため、30代という年齢を考えると「ITパスポート」より難易度が高い「基本情報技術者」を取得しておいた方がよいかもしれません。

豆知識

  • ITパスポート:初歩資格。基礎知識の証明にはなるが、そこまで有利になる資格ではない。
  • 基本情報技術者:基本資格。保有していると少し有利
  • 応用情報技術者:応用資格。保有していると有利
  • スペシャリスト系の資格:高度な資格。保有しているとかなり有利

プログラミングスクールを利用する

お金はかかるが短期間で実力をつけることができる手っ取り早い方法が「プログラミングスクール」です。

オンラインで学べる TechAcademy [テックアカデミー]では、通常のプログラミング学習だけではなく「エンジニア転職保証コース」という特別なコースがあり、保証条件を満たすと転職をサポートしてくれ、さらに内定が決まらない場合は受講料を全額返金してくれるという内容になっています。

お金が高いのがネックですが、魅力的サービスです。

保証条件

  • 受講開始時点で20歳以上32歳以下の方
  • 新卒での就職ではなく転職を検討されている方
  • 東京での勤務が可能な方
  • IT企業へエンジニアとして転職の意思がある方
  • 受講期間中から修了後6ヶ月間は転職活動をする意思がある方
  • 期間中に学習時間を213時間以上確保できる方(学習時間の目安は213〜360時間)
  • マンツーマンメンタリングを全て欠席なく実施
  • 6週間までJavaコースの全課題が終了した方
  • 16週間までAIコースの全課題が終了した方
  • 全ての課題に合格された方
  • 企業面接設定後に無断キャンセルがない方
  • 応募した企業からの面接依頼に必ず回答する方

保証内容

  • キャリアカウンセラーがカウンセリング(1回30分)を行い転職をサポートします
  • 学習プログラム修了後、6ヶ月間内定が出るまで企業面談を実施
  • 面談を実施しても内定が出ない場合、受講料を全額返金

※2022年8月30日時点の情報です。正しい情報はエンジニア転職保証コースをご覧ください。

出典:エンジニア転職保証コース

30代未経験からIT業界への転職を成功させる方法

大手より中小企業を狙う

大手企業は魅力的な会社です。

しかし大手企業への転職はスキルや実績のあるエンジニアと採用枠を競うことになるのでハードルが高く、30代IT未経験では内定を勝ち取るのは困難といえます。

そのため、まずは大手より中小企業を狙うのがお勧めです。

将来的に大手企業で働きたいと考えているのであれば、中小企業に転職しそこで実力をつけ、その後 大手企業に転職するという手段もあります。

転職エージェントを利用する

一般的に「リクナビNEXT」のような求人サイトを利用して転職活動をする人が多いですが、これまで解説してきたように30代未経験での転職活動は難易度が高いです。

そこでお勧めなのが「転職エージェント」というサービスです。

転職エージェントとは、転職のプロが書類選考や面接のアドバイス、転職後のアフターフォローなどをしてくれるサービスであり、転職エージェントを利用するメリットは、転職者の適性や経験に合った企業を紹介してくれるところです。

有名な転職エージェントは次のとおりです。

転職エージェント説明
doda転職エージェントとして有名なdoda。総合型転職エージェントでありながら、ITエンジニア転職に強いのが特徴。
マイナビ IT AGENT業界大手マイナビが運営する転職エージェント。ITエンジニア限定の転職サービスであり、独占求人を多く持っているのが特徴。
レバテックキャリア
ITエンジニアの求人案件に特化した専門性の高い転職支援サービス。ITエンジニアやWEBデザイナー向けの求人案件が多いのが特徴。

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