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散布図とは | 散布図の作り方を図解で解説

2020年6月11日

散布図

散布図とは、2つの項目の相関関係を把握するためのグラフです。グラフ上にプロット(点を打つこと)していき、その点のばらつき具合によって2つの項目の相関関係を判断することができます。

 

以下が散布図のイメージ例です。

散布図

散布図は、主に数値データなどを統計してまとめ、これを分析して品質管理に役立てる手法である「QC七つ道具」の一つです。

散布図の相関関係

散布図の相関関係には「正の相関」「負の相関」「関係なし」の3パターンが存在します。

正の相関

相関図 正の相関

正の相関とは、Aの値が大きくなるとBの値も大きくなるという関係性を示します。

例えば、気温が温かくなると冷たい商品の売上があがる、雨の量が増えると傘の売上が上がるというような場合は、このような形が見られます。

負の相関

相関図 負の相関

負の相関とは、Aの値が大きくなるとBの値は小さくなるという関係性を示します。

例えば、気温が低くなると温かい商品の売上が上がるというような場合は、このような形が見られます。

相関なし

散布図 相関なし

相関なしとは、AとBの値には関係性が見られないというケースです。

散布図の作り方

[手順1] 相関関係を調べるデータを用意する

まずは散布図を作成するためのデータを用意します。

今回は、歴史と地理の得点を例とします。

名前 歴史の得点 地理の得点 名前 歴史の得点 地理の得点
A 90 80 J 70 80
B 80 90 K 80 70
C 70 70 L 70 80
D 100 90 M 80 80
E 70 90 N 60 70
F 80 70 O 70 60
G 50 60 P 80 70
H 20 30 Q 50 60
I 50 50 R 60 60

[手順2] 用意したデータを使い散布図を作る

相関関係を調べるデータが用意できたら、データをグラフにしていきます。横軸を「歴史の得点」、縦軸を「地理の得点」とし、お互いの範囲を0~100にします。

そして、集めたデータを1つ1つグラフに点を打っていきます。

散布図の完成例

これで散布図の完成です。

完成した散布図から「正の相関」であることが分かります。

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