目次
仮想(virtual)
仮想とは
仮想(英:virtual)とは、実際にはないがあるように見せることです。
例えば、仮想メモリというのは、実際はメモリではありません。仮想メモリの正体はハードディスクであり、ハードディスクをメモリのように扱っているのです。
このように、実際は違うが、あるようにみせることを仮想(バーチャル)といいます。
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仮想化
1台のコンピュータに含まれるCPU、メモリなどのリソースを論理的に分割・統合する技術のことを「仮想化」といい、仮想化されたマシンのことを「仮想マシン」(VM:Virtual Machine:バーチャルマシン)といいます。
仮想化することで、1台のコンピュータを複数台のコンピュータがあるように見せることができます。
上記図は、仮想マシンのイメージ例です。左側は通常のコンピュータです。ハードウェアに1つのOS(Windows)がある状態です。
そして右側が仮想マシンです。仮想マシンでは、CPU、メモリなどのリソースを論理的に分割し、Windows上でLinuxやMacといった異なるOSを同じマシン上で動かすことを可能にしています。
このように仮想化の技術を使うことで、実際は1台のコンピュータだが、複数台のコンピュータが存在しているように見せることができます。
いろいろある仮想技術
仮想がつく技術はいろいろな所で活躍しています。仮想がつくものはたくさんあるので、本記事はその中の一部を紹介します。
VPN(Virtual Private Network)
VPNとは、Virtual Private Networkとの略でインターネット上に仮想的なプライベートネットワークを構築する技術です。
インターネット上に仮想的なプライベートネットワークを構築することで、危険の多いインターネット上においても セキュリティ上 安全な経路で通信することを可能としています。
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VLAN(Virtual Local Area Network)
VLAN(仮想LAN / バーチャルLAN)とは、Virtual Local Area Networkの略でLANを仮想的に作る技術です。
VLANにより、ネットワーク管理者が自由に範囲を決めLAN(セグメント)を作ることを可能にしています。
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