IT業界では、当たり前のように使用される言葉である「ガントチャート」
本記事では、ガントチャートについて分かりやすく解説していきます。
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ガントチャートってなに?
ガントチャートとは、横軸に「時系列」、縦軸に「作業計画」を整理し、棒状のチャートで表す表のことをいいます。システム開発を円滑に進める上で欠かせないのがスケジュール管理。このスケジュール管理でよく使われる表がガントチャートです。
ガントチャートは「いつ」「何をやるのか」が一目瞭然なので、スケジュールの計画がパッと見で分かりやすいというメリットがあります。
[ ガントチャートのイメージ例 ]
上記のガントチャートでは、横軸に4月~9月までの期間、縦軸にやらなければいけない作業計画が書かれています。具体的には「基本設計」は4月1日~4月15日までの期間で、AさんとBさんが着手。「詳細設計」は4月16日~5月15日までの期間で、AさんとBさんが着手。(プログラミング以下も同様)
このように「何を」「いつまでに」「誰が」という情報が整理された表のことをガントチャートといいます。
システム開発は、複数の人が長期に渡り携わる仕事となります。そこで大切なのは「誰が何をいつまでにやるべきか」という情報を、しっかり計画し一緒にシステム開発に携わるチーム内で共有することです。
各自が勝手に作業して上手くいくほど、システム開発は甘くありません。そのためプロジェクトリーダーによるスケジュール管理は非常に大切な作業となります。ここで活用されるスケジュール管理をサポートするツールとしてガントチャートが代表的です。
ポイント
ガントチャートとは「誰が」「いつ」「何をやる」という情報が整理された表のこと
ガントチャートの作り方
ガントチャートの作り方は、縦軸に「時系列」、横軸に「作業内容」を整理します。縦軸の「時系列」には主に月や日などの年月日、横軸の「作業内容」には、やるべき作業内容、開始日、終了日、担当者、進捗率などを整理していきます。
ガントチャートは、Excel(エクセル)で作成する方法と、ツールを使用する方法があります。Excel(エクセル)でも簡単に作成できますが、ツールを使うことでより管理しやすくなります。
代表的なガントチャートを作るツールは以下の通り
ツール名称 | 説明 |
Microsoft Project | マイクロソフトがWindows向けに販売しているプロジェクト管理ソフトウェア |
Brabio!(ブラビオ) | 5人まで無料でガントチャートが利用できるプロジェクト管理ツール |
jooto(ジョートー) | 株式会社PR TIMESが提供している、クラウド型のプロジェクト・タスク管理ツール |
Zoho Projects | クラウド型プロジェクト進行管理ツール |
みんなでガント.com | 式会社サムテックが提供するSaaS型のガントチャートによるプロジェクト管理サービス |
Elegantt for Trello | タスク管理ツールのTrelloにガントチャート機能を追加できるChrome拡張機能 |
Redmine | Webベースでプロジェクト管理ができる、オープンソースのソフトウェア |