システム開発

フローチャートの書き方 | 分かりやすく図解で解説

2019年4月27日

フローチャートとは

フローチャートとは、処理の流れを分かりやすく図であらわしたモノです。コンピュータはプログラムに書かれたアルゴリズム(作業手順)の通りに動作します。このアルゴリズムを分かりやすく図にしたものがフローチャート(流れ図)です。

フローチャート例

上記の例は、商品を選んで購入する簡単なアルゴリズムをフリーチャートで表したモノです。例の通りフローチャートは図を見ただけで、ある程度処理の流れを把握する事ができるメリットがあります。

仕事で開発をしているとフローチャートはよく使用します。特に設計の工程で使用する事が多いです。フロチャートは処理の流れが図で分かりやすく表現できるため、お客様との仕様確認で使用したり、プログラマが仕様を把握しやすくするために設計書に記載したりします。

スポンサーリンク

本記事では、開発でよく使うフローチャートの書き方について紹介しています。

フローチャートで使用する記号一覧

名称 記号 説明
開始・終了 フローチャート開始記号 フローチャートの開始と終了を表します
処理・プロセス フローチャート処理記号 フローチャートの処理を表します
処理の流れ フローチャート記号処理の流れ フローチャートの処理の流れを表します。通常は矢印なしを使用します。処理は原則上から下、左から右と流れます。この原則から外れる場合に矢印を用いて明示します
条件分岐 フローチャート記号条件分岐 条件により処理の流れが分岐する判定処理を表します
繰り返し開始 フローチャート記号繰り返し開始 繰り返し処理の開始を表します
繰り返し終了 フローチャート記号繰り返し終了 繰り返し処理の終了を表します

条件分岐

条件分岐は、フローチャートでよく利用する記号です。条件により処理の流れが分岐する場合に使用します。

下記の例では、商品の在庫が存在するかどうかの条件分岐です。「在庫あり」の場合は、原則通り上から下へ移動するため矢印なしの記号を使用、「在庫なし」の場合は、原則から外れ下から上へ移動するため矢印ありの記号を使用しています。

フロチャート例条件分岐

繰り返し

繰り返しは、繰り返し開始記号と終了記号を使用して表します。

下記の例では、変数nを1~10まで1ずつ加算していく繰り返し処理のフロチャートです。繰り返し開始の記号にある「n:1,1,10」は「変数名:初期値,増分,終値」を表しています。

フロチャート例繰り返し

終わりに

本記事ではフローチャートの書き方、フローチャートの記号について紹介しました。

フロチャートはプログラマが見るためのソースレベルのフローチャートから、仕様を把握しやすくするための仕様レベルのフローチャートまで幅広く使われています。

 

[この記事を見た人は、下記の記事にも注目しています]

helpful