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ジャーナルファイルとは

ジャーナルファイル

ジャーナルファイルとは

ジャーナルファイルとは、システムの運用状況を、定期的かつ自動的に記録したファイルのことです。

システム稼働中の変更履歴などを記録したファイルで、システム障害やデータ喪失などが発生した際に、原因究明や復旧のために使用します。

ジャーナルは、ログと同義語として扱われることがありますが、ログは操作の履歴(システム稼働中に発生した事象に関する情報を記録)を記録したものです。

それに対し、ジャーナルは「システム稼働中に発生した変更履歴の記録」を指すことが多いです。

ジャーナルファイルの使用例

データベースに障害が発生したときの回復手段のひとつにロールフォワードという言葉があります。

ロールフォワードは、「バックアップファイル」と「ジャーナルファイル」を使い、データベースの状態を元に戻します。

バックアップとジャーナルファイル

データベースは障害に備えて定期的にバックアップを取ることが基本です。定期的に取得するバックアップは、データベースの内容を丸ごと別ファイルに保存します。

そのため、バックアップファイルがあれば、障害発生時にデータベースを元に戻せます。しかし、バックアップファイルだけでは不十分です。なぜなら、バックアップファイルを取得してから、次のバックアップファイルを取得するまでの間に更新されたデータがあるからです。

そこで、役立つのがジャーナルファイルです。

ジャーナルファイルは、システム稼働中の変更履歴などを記録したファイルで、システム障害やデータ喪失などが発生した際に、原因究明や復旧のために使用します。

ロールフォワードのイメージ図

データベースで障害が発生した場合、定期的に取得しているバックアップファイルからデータを復旧します。ただし、それだけではバックアップ後に加えられた変更分が失われたままです。

そこで、バックアップ後のジャーナルファイルを反映し、障害発生直前の状態に戻します。

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