PHP入門

【PHP入門】PHP開発環境の構築

2021年5月27日

はじめに

前回の記事では、PHPについて紹介しました。

本記事では、PHP開発に必要なものパッケージとしてまとめたXAMPPと、コードエディタであるVisual Studio Codeを使った開発環境の構築手順を紹介します。

XAMPPのインストール

XAMPP(ザンプ)とは、PHP開発で必要なソフトウェア(PHP、Apache、MySQLなど)やツールなどをまとめてパッケージ化した便利な開発ツールです。

そのため、XAMPPをインストールするだけで、PHPの開発環境を作れます。

XAMPPのインストール手順は次のとおり。

XAMPPのインストール手順

PHPの動作確認

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PHPファイルの作成

XAMPPのインストールディレクトリ(今回の例ではC:\xampp)にあるhtdocs配下にPHPファイルを作成します。

[C:\xampp\htdocs\hello.php]

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta charset="utf-8" />
</head>
<body>
<?php
    $hello = "Hello World";
    print ($hello);
?>
</body>
</html>

PHPファイルの動作確認

XAMPPのコントロールパネルから「Start」ボタンを押下してApacheを起動します。

Apacheを起動する

Apacheの起動に成功したら「http://localhost/hello.php」にアクセスし、次のように「Hello World」と表示されればPHPファイルの実行は完了です。

phpファイルの実行

Visual Studio Code(VSCode)のインストール

XAMPPだけでもPHPのプログラムを作成できますが、テキストエディターを利用することでより効率よく開発できます。

PHPでよく使われるエディタには「Visual Studio Code」や「Eclipse」などがあり、その他にもさまざまなエディタがあります。

今回は、Microsoftが提供している「Visual Studio Code」を利用する方法を紹介します。

Visual Studio Codeのインストール手順は次のとおり。

VSCodeのインストール手順

Visual Studio Codeに「php.exe」のパスを指定

Visual Studio Codeに「php.exe」のパスを指定します。

メニューの「ファイル」→「ユーザ設定」→「設定」を押下すると、設定画面が表示されるので「settings.json」で検索します。検索したら上部に表示される「settings.jsonで編集」リンクを押下します。

settings.jsonの編集

settings.jsonが表示されたら、settings.jsonに「php.validate.executablePath」を追加します。※php.exeのパスは環境に応じて変更してください。

{
    "[json]": {

        "editor.quickSuggestions": {
            "strings": true
        },
        "editor.suggest.insertMode": "replace"
    },
    "php.validate.executablePath": "C:\\xampp\\php\\php.exe"
}

Visual Studio Codeの拡張機能を追加

Visual Studio CodeでPHPの開発をするときに役立つ拡張機能である「PHP Intelephense」をインストールします。PHP Intelephenseは、自動的にコード解析を行い、関数の引数や戻り値を表示してくれます。

PHP Intelephenseのインストール

Visual Studio Codeを起動して、左メニューの拡張機能を選択し、「PHP Intelephense」を検索します。検索結果の一覧に「PHP Intelephense」が表示されたら「インストール」ボタンを押下して、「PHP Intelephense」をインストールします。

Visual Studio CodeでPHPをデバッグする

Visual Studio CodeでPHPをデバッグする方法は以下の記事で紹介しています。

終わりに

本記事では、PHPの開発環境構築手順について紹介しました。

次回の記事では、PHPの変数について紹介します。

次回の記事

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