
今回のテーマはフローチャート(流れ図)についてです。
フローチャート?

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アルゴリズムとは
アルゴリズム(英:algorithm)とは、直訳で「算法」や「問題を解く手段」という意味の言葉で、特定の問題や課題を解決する手順や計算方法、処理手順のことです。
コンピュータに問題や課題を処理させるには、処理手順を与える必要があります。このコンピュータに与える問題や課題を解決するための処理手順をアルゴリズムといいます。

料理を作るときのレシピのようなイメージです。
フローチャート(流れ図)
フローチャートとは、アルゴリズムを視覚的に表現した図のことです。流れ図とも呼ばれています。
フローチャート(流れ図)は、次の記号を用いて記述します。
名称 | 記号 | 説明 |
---|---|---|
端子 | ![]() | 処理の開始と終了を表す |
処理 | ![]() | 処理を表す |
流れ線 | ![]() | 処理の順序を表す。処理は原則上から下、左から右へと流れる この原則から外れる場合、矢印を付ける |
判断 | ![]() | 条件により処理の流れが分岐する判定処理を表す |
ループ端 | ![]() | ループ(繰り返し)の開始を表す |
ループ端 | ![]() | ループ(繰り返し)の終了を表す |
アルゴリズムの基本構造には「順次構造」「選択構造」「繰り返し構造」があり、これらの構造の組み合わせで、コンピュータに指示を与える処理手順を考えます。
順次構造
順次構造は、命令を順番に実行する構造です。
次の例では、「処理1」→「処理2」→「処理3」の順番で命令を処理します。

選択構造(分岐構造)
選択構造は、条件によって実行の流れが変わる構造です。
次の例では、条件を満たしている場合は「処理1」、満たしていない場合は「処理2」の命令を処理します。

繰り返し構造
繰り返し構造は、条件に従い、同じ処理を繰り返す構造です。
次の例では、条件を見たいしている間「処理」を繰り返します。

また、次のように記述することもできます。

また、繰り返しには、処理をする前に繰り返すかどうかを判定する「前判定繰返し(前判定ループ)」と処理をした後に繰り返すかどうかを判定する「後判定繰返し(後判定ループ)」があります。
後判定繰返し(後判定ループ)では、次のように「処理」の後に「条件」があり、条件を見たいしている間「処理」を繰り返します。


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練習問題
ITパスポート令和4年 問79
フローチャート(流れ図)を上から順番に確認していきます。
- 処理を開始する
- x = 98
- y = 42
- 繰り返し開始 ( x = yになるまで繰り返す)
- x > y なので、x - y の値をxに代入する → x = 56 (98 - 42)
- x > y なので、x - y の値をxに代入する → x = 14 (56 - 42)
- x <= yなので、y - xの値をyに代入する → y = 28 (42 - 14)
- x <= yなので、y - xの値をyに代入する → y = 14 (28 - 14)
- x = yになったので、繰り返し終了
- 処理を終了する
上記の結果より、流れ図で示す処理を終了したとき、x の値は14です。

イの「14」が正解です。
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