それでは、インタフェースについて詳しく説明してきます。
スポンサーリンク
インタフェース(interface)
インタフェースとは、ものごとの境界となる部分(接点)を表す言葉です。IF や I/Fと略されて表記されることもあります。
接点、境界面などの意味を持つ英単語であり、物と物を接続するために必要な部分をインタフェースと呼んでいます。
インタフェースは様々な物に使用される言葉であり、主に「ハードウェアインタフェース」「ソフトウェアインタフェース」「ユーザインタフェース」に分けられます。
ハードウェアインタフェース
ハードウェアインタフェースとは、コンピュータなどの情報機器と、キーボードやマウスなどの周辺機器を繋ぐための物です。
ハードウェアインタフェースでは、コンピュータなどの情報機器と通信を行う際の入出力ポートのコネクタ形状や、信号の送受信の方法などを定めています。
代表的なハードウェアインタフェースは次の通りです。
ハードウェアインタフェース | 説明 |
USB(Universal Serial Bus) | パソコンにキーボードやマウスを接続するために使用。 |
HDMI(High-Definition Multimedia Interface) | テレビやパソコンのディスプレイに映像を出力するために使用。 |
イーサネット (Ethernet) | パソコンをインターネットに接続するために使用。 |
PCI Express | パソコンにグラフィックカードなどの拡張カードを追加する際に使用。 |
IEEE 1394 | コンピュータに周辺機器やデジタル家電を接続するために使用。 |
ソフトウェアインタフェース
ソフトウェアインタフェースとは、ソフトウェア間で通信できるようにするための定義です。
ソフトウェア間で通信を行うためには、ソフトウェア間で「決まり事」を定める必要があります。この通信するために定めた「決まり事」がソフトウェアインタフェースです。
代表的な例では、API(Application Programming Interface)があります。APIでは、ソフトウェア間で通信を可能にするための定義(通信の形式や入力データの定義、出力データの定義など)を定めています。
そして ソフトウェアは、ソフトウェアインタフェースの内容に従い、ソフトウェア間で通信を行います。
ユーザインタフェース
ユーザインタフェース(UI)とは、コンピュータなどの情報機器とそれを利用する人間を結びつける物です。
代表的なユーザインタフェースには、CUI(Character User Interface:キャラクタユーザインタフェース)や GUI(Graphical User Interface:グラフィカルユーザインタフェース)があります。
CUIは、黒い画面(コマンドプロンプトなど)に文字を入力することでコンピュータに命令し、コンピュータと利用者を繋ぐインタフェースです。そして、GUIは、グラフィカルな画面(Windowsなど)を操作することでコンピュータに命令し、コンピュータと利用者を繋ぐインタフェースです。