ネットワーク

リング型ネットワークとは | 分かりやすく図解で解説

2024年12月10日

はじめに

ネットワークの基本であるネットワークトポロジー、ネットワークトポロジーとは、コンピュータネットワークの接続形態のことです。

代表的なネットワークトポロジーには、「バス型」「スター型」「リング型」「ツリー型」「フルメッシュ型」があり、ネットワークを構成する機器同士がどのような形態で接続されているかをあらわしています。

本記事では、スター型のネットワークについて紹介しています。

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リング型ネットワーク(リング型トポロジー)

リング型とは

リング型は、基本的な伝送路がリング状になっており、そこに複数の機器を接続します。

次の図はリンク型のイメージ例です。

リング型ネットワークのイメージ例

全体がひとつの輪(リング状)になるように構成されたネットワークで、基本的には一方向のみの経路となり、どこか1か所でも断線すると全体に影響します。

一方向に限定して通信することで、信号の衝突を抑える効果があります。

リング型ネットワーク信号の流れ

リング型ネットワークを形成する通信方式として「トークンリング」や「FDDI」などがありますが、いずれも過去の技術であり、現在ではリング型のネットワークトポロジーを目にすることはほとんどありません。

トークンリングとは

トークンリングとは、1984年に米IBM社が開発したリング型のLAN規格のことです。IEEE 802.5として標準化されています。

次の図は、トークンリングの接続イメージ例です。

トークンリングのイメージ例

MAU(英: Media Access Unit)と呼ばれる集線装置でリング型を構成し、各端末(コンピュータ)はMAUと接続します。

トークンリングは、トークンパッシングというネットワークのアクセス制御方式を採用しています。

トークンパッシングでは、データの送信権をあらわす「トークン」と呼ばれる特殊なデータが伝送路上を常時周回しており、データを送信する場合はこのトークンを取得し、トークンにデータと宛先を付加して相手に送ります。そして、データの送信が終了したら、送信が終了したら、再びトークンを伝送路上に流します。

詳しくはこちら

[ネットワークトポロジー]

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