スワップアウト
スワップアウトとは
スワップアウト(英:swap-out)とは、主記憶装置の空き領域が少ないとき、一時的に優先度の低いプログラムをハードディスクなどの補助記憶装置に移すことです。
スワップ(swap)とは、交換という意味の英単語です。
次の図は、スワップアウトのイメージ例です。主記憶装置にロードしていた「プログラムC」を補助記憶装置に退避させることで、主記憶装置に空き領域を作っています。
そして、スワップアウトしたプログラムを、主記憶装置に戻すことを「スワップイン」といいます。
次の図は、スワップインのイメージ例です。スワップアウトにより補助記憶装置に退避していた「プログラムC」を主記憶装置に再ロードしています。
チェック
- スワップアウト:主記憶装置のプログラムを補助記憶装置に退避すること
- スワップイン:補助記憶装置に退避したプログラムを主記憶装置に戻すこと
スワップアウトとページアウトとの違い
ページアウト(英:page-out)とは、主記憶装置の空き領域が少ないとき、一時的にページを補助記憶装置に移すことです。
スワップアウトとページアウトは、どちらも主記憶装置にロードされている内容を、一時的に補助記憶装置に移すことであり、ほとんど同じ意味ですが、厳密には区別されています。
スワップアウトは、プロセス単位(プログラム全体)で補助記憶装置に退避するのに対し、ページアウトは、ページ単位(プログラムを細かく分割したもの)で補助記憶装置に退避します。
チェック
- スワップアウト:プロセス単位で補助記憶装置に退避する
- ページアウト:ページ単位で補助記憶装置に退避する
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