オーバーレイ方式
オーバーレイ方式とは、プログラムをセグメントという単位に分割し、その時に必要なセグメントだけを主記憶装置(メインメモリ)にロードする方式のことです。
実記憶管理
プログラム内蔵方式という方式を採用しているコンピュータは、プログラムを実行するときハードディスクなどの補助記憶装置に保存してあるプログラムを主記憶装置(メインメモリ)にロードしてから実行します。
このように主記憶装置に効率よくプログラムを割り当てることを実記憶管理といい、実記憶管理には、「固定区画方式」「可変区画方式」「オーバーレイ方式」「スワッピング方式」などの方式があります。
オーバーレイ方式とは
主記憶装置の空き容量よりもプログラムの容量が大きい場合、プログラムをロードすることができません。しかし、オーバーレイ方式はこれを可能にしています。
オーバーレイ方式では、プログラムをセグメントという単位(機能別に分ける)に分割します。そして、そのときに必要なセグメントだけを主記憶装置にロードします。
次の図は、オーバーレイ方式のイメージ例です。プログラムAを4つのセグメントに分割して、セグメントAとセグメントBだけ主記憶装置にロードしています。
プログラムは複数の機能の集合体であり、常に全ての機能が使われているわけではありません。そこでオーバーレイ方式では、プログラムをセグメントという単位に分割し、処理の過程で必要なセグメントだけを主記憶装置にロードすることで、確保する領域の量を減らしています。
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