IrDA(アイアールディーエイ)
IrDA(アイアールディーエイ)とはInfrared Data Associationの略で、赤外線による無線通信の規格を策定している業界標準化団体のことです。
または その団体が定めた赤外線による無線通信の規格のことを指す場合もあります。
主にや携帯電話やノートパソコン、デジタルカメラなどの外部通信機能として利用されています。
1994年に赤外線通信の業界標準化団体IrDAによって策定されたIrDA DATAには、IrDA DATA1.0 ~ IrDA DATA1.4までの規格があり、1m以内であれば赤外線による無線通信を行うことができます。
規格名 | 通信距離 | 通信速度 |
IrDA DATA1.0 | 1m | 115kbps |
IrDA DATA1.1 | 1m | 1Mbps / 4Mbps |
IrDA DATA1.2 | 0.3m | 115kbps |
IrDA DATA1.3 | 0.3m | 1Mbps / 4Mbps |
IrDA DATA1.4 | 1m | 16Mbps |
IrDA Control
IrDA Controlとは、複数の機器と接続できる赤外線による無線通信の規格のことです。IrDA規格の一種でシャープ、Hewlett-Packard、Intel、Microsoftが共同で開発し、1998年2月に赤外線通信の業界標準化団体IrDAによって標準化されています。
1対1で通信を行うIrDA DATAとは違い、IrDA Controlは複数台の機器(約8m以内にある機器を最大8台まで)と75kbpsの速度で通信を行うことができます。
IrSimple(アイアールシンプル)
IrSimpleとは、赤外線による無線通信の規格のことです。IrDA規格の一種で、NTTドコモ、シャープ、ITXイー・グローバレッジ、早稲田大学が共同で開発し、2005年8月に赤外線通信の業界標準化団体IrDAによって標準化されています。
従来の赤外線通信を高速化したもので、従来の方式と比べるとデータ転送速度は4倍~10倍に高速化されています。
IrSimpleを片方向通信にした「IrSS (IrSimple Shot)」という規格もあります。
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