リスクベース認証とは
リスクベース認証とは、
例えば、上記図のような流れとなり、悪意のあるユーザーからの不正アクセスを防ぐことができます。
- IDとパスワードを入手した悪意のあるユーザーが海外からアクセス
- 普段、東京からアクセスしているユーザーの為、リスクベース認証により高リスクと判定
- 正規ユーザーしかわからない追加認証を要求
- 悪意のあるユーザーは追加認証がわからないので、アクセスできない
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リスクベース認証の追加認証とは
ワンタイムパスワード
ワンタイムパスワードとは、正規ユーザーが事前に登録した電話番号 もしくは メールアドレスに一定期間のみ有効なワンタイムパスワードを送信する方法です。
仮にリスクベース認証で高リスクと判定された場合、正規ユーザーであれば電話番号 もしくは メールアドレスにワンタイムパスワードが送信されるが、正規ユーザー以外にはワンタイムパスワードが送信されません。そのため、不正ユーザーはアクセスすることが困難です。
秘密の質問
秘密の質問とは、よくインターネットバンキング等の会員登録時に設定する「
事前に登録した正規ユーザーしかわからない「秘密の質問」を追加認証することで、不正ユーザーはアクセスすることが困難です。
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なぜリスクベース認証が必要なのか?
リスクベース認証が採用されている理由は、
この問題を解消する為にリスクベース認証が採用されており、
リスクベース認証のメリット・デメリット
リスクベース認証は高リスクと判断されない限りユーザに対して追加認証の要求を行い
逆にリスクベース認証のデメリットは、正規ユーザが「秘密の質問」の答えを忘れてしまったり、
またリスクベース認証は安全性の高い認証方法ですが、その分事業者の導入やユーザーの利用においてもコストや手間がかかる点もデメリットです。
終わりに
本記事ではインターネットバンキングなどでよく使われる認証技術である「リスクベース認証」について紹介しました。
リスクベース認証は、正規ユーザーのアクセス履歴から、不正アクセスの可能性を検知し追加認証を行う事で、悪意のあるユーザーからの「なりすましによる侵入行為」を防ぐことが目的です。