トリガー(trigger)って何?
トリガーとは、何かをやることのキッカケの事をいいます。
例えば毎朝、目覚まし時計を使って起きている場合、起きるためのトリガーは目覚まし時計です。テレビを見るにはリモコンでテレビをつけます。この場合、テレビを見るトリガーはリモコンとなります。
このように何かをやることのキッケカのことをトリガーといいます。
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トリガーはIT業界ではよく使われる言葉で、日常的に使われています。
上記の吹き出しはよくある会話の例です。サイトのアクセス数を集計する処理(バッチ)があるとします。その集計は1日1回実行すれば良いので、タイマーで毎日0:00に実行します。この時のトリガーは、毎日0:00というタイマーです。
データベースにおけるトリガー (trigger)
データベースにおけるトリガーは、少し意味が変わります。
普通のトリガーは、処理のキッカケの事をいいますが、データベースでは処理のキッカケ、そしてキッカケにより動き出した処理の事もトリガーといいます。
もう少し具体的な例で説明します。
例えば下記のようなデータベースが存在するとします。
- ユーザー情報テーブル:システムを使うユーザーの情報を格納するテーブル
- 地域別ユーザー情報テーブル:地域別にユーザー数を算出し格納するテーブル
■ユーザー情報テーブル
カラム名(項目名) | 説明 |
名前 | ユーザーのニックネーム |
メールアドレス | ユーザーのメールアドレス |
地域 | ユーザーの登録地域(北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州) |
■地域別ユーザー情報テーブル
カラム名(項目名) | 説明 |
地域 | ユーザーの登録地域(北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州) |
登録者数 | 地域に登録されているユーザー数 |
※データベースとは、データを格納しておく箱であり、テーブルとはその箱を識別するための名前。
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データベースのトリガーは、下記のようなトリガーを登録する事ができます。
トリガーの処理内容:「ユーザー情報テーブル」に変更があった場合、「地域別ユーザー情報テーブル」に変更内容を反映する。
トリガーを登録しておくと「ユーザー情報テーブル」に変更があると、登録してあったトリガーが動作します。トリガーの中には "ユーザー情報テーブルに変更があった場合、地域別ユーザー情報テーブルに変更内容を反映する" という処理が登録されているので、その処理が動作し、「地域別ユーザー情報テーブル」に変更内容が反映されます。
このように、データベースにおけるトリガー (trigger)は、処理のキッカケ、そしてキッカケにより動き出した処理の事もトリガーといいます。