命令レジスタ
命令レジスタ(英:instruction register)とは、レジスタの一種で取り出した命令を一時的に記憶しておくものです。
レジスタとは
レジスタ(英:register)とは、CPU内部にある記憶装置のことです。
CPUは次のような手順で命令を順番に処理しています。
CPUは命令を取り出して解読、解読した結果から対象データを読み出して命令を実行するという流れです。
このとき「取り出した命令の情報」や「次はどの命令を取り出せばよいかの情報」を覚えておく必要があります。この役割を果たすのがCPU内部にあるレジスタです。
命令レジスタとは
命令レジスタとは、CPUが取り出した命令を一時的に記憶しておくためのレジスタです。
CPUが命令を実行する際、プログラムカウンタと呼ばれるレジスタの内容を参照し、メモリ上から命令を取り出します。
プログラムカウンタとは、次に実行すべき命令が入っているアドレス(メモリ上の番地)を記憶しておくためのレジスタです。
そして、プログラムカウンタを参照してメモリから取り出した命令は、命令レジスタと呼ばれるレジスタに記憶します。
命令レジスタに記憶される命令は、次のように「命令部」と「オペランド部」に分かれています。
命令部には「コンピュータへの命令」が格納され、オペランド部には「対象データの在りかを示す情報」が格納されています。
オペランド部の指定方法は、アドレス指定方式の記事をご覧ください。
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