目次
ブログ収入の仕組みってどうなっているの?


ブログ収入の仕組みで登場する登場人物は「広告主」「仲介会社」「ブログ」「読者」の4つに分けられます。
ブログ収入の仕組みを簡単に説明すると「広告主」の広告を「ブログ」に張り「読者」が広告をクリックまたは広告の商品を購入すると、報酬がもらえる仕組みとなります。
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それでは上記図を例にもう少し具体的に説明していきます。
- テレビのCMのようなインターネット用の広告を企業が作成します。企業は「ASP(アフィリエイト仲介サービス)」または「Google AdSense」と呼ばれる仲介会社に広告の掲載を依頼します。
- ブログの管理者は仲介会社にブログを登録します。ブログの登録には基本、審査があります。仲介会社への登録が終わると、ブログに広告を掲載することができます。
- ブログの読者が「広告をクリック」または「広告の商品を購入」します。
- 企業は仲介会社に、成果に応じた報酬を支払います。
- 仲介会社はブログの管理者に成果に応じた報酬を支払います。
※「Amazon」や「楽天」のように仲介会社を経由しない企業もあります。

ブログで副業の始め方
【ステップ1】 ブログのテーマを決める


ブログのテーマを決める際に主に考えるべきポイントは以下です。
ポイント
- ポイント1:記事をたくさん書けるテーマであるか
- ポイント2:ライバルブログと比較して劣らない記事が書けるテーマであるか
- ポイント3:需要のあるテーマであるか
記事をたくさん書けるテーマであるか
ブログ収入は成果がでるまで時間がかかります。ブログにより個人差はありますが、約半年くらい、収入はまったくないと考えておいた方がよいです。
なぜならブログ収入を得るためには、Googleなどの検索エンジンからの訪問が大切です。Google検索で上位に表示されることで、ブログのアクセス数が増えていきます。新規に立ち上げたブログは、Googleの評価がないので、Googleに評価されるまで時間がかかります。
そしてGoogleに評価されるためには、ある程度の記事数も必要です。
一般的にブログの記事は、最低でも1記事に1,000文字以上書いた方がよいといわれています。そして100記事書いたくらいに、ある程度の収入が得られるようになっていきます。


ライバルブログと比較して劣らない記事が書けるテーマであるか
ブログのテーマ選びの際に、ライバルブログをチェックすることは大切です。なぜなら、いくら良い記事を書いていても、ライバルブログに強敵が多いと、なかなか成果が出ないからです。
ただ、どんな記事がGoogleに上位表示されるか分かりません。Googleの検索アルゴリズムは日々進化しています。ライバルブログが強敵でも、そのブログに劣らない記事が書けるのであれば、ライバルより上位に表示されることもあるかもしれません。

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需要のあるテーマであるか
テーマを決める時、そのテーマが需要のあるテーマであるかは大切です。需要がないと良い記事を書いても誰も見に来てくれません。
そして、まったく需要のないテーマの場合、Google検索で「1位」に表示されたとしても、アクセス数は期待できません。

【ステップ2】 ブログサービスを決める


ブログサービスとは、ブログの作成や管理の機能を提供するサービスです。有名なブログサービスには「アメーバブログ」などがあります。
ただし、広告収入を目的としてブログを行う場合「アメーバブログ」はお勧めしません。なぜなら広告収入の大きな収入源である「Google AdSense」が利用できないからです。※2019年9月時点
広告収入を目的としてブログを始める場合は「はてなブログ」もしくは「WordPress」がお勧めです。
はてなブログ
「はてなブログ」をお勧めする理由は、「アメーバブログ」のようにブログの記事を書く事に集中できるからです。そして「アメーバブログ」とは違い、広告収入の大きな収入源である「Google AdSense」が利用可能です。
「はてなブログ」には、無料版と有料版の「はてなブログPro」が存在します。違いは独自ドメインの利用、そして広告設定の違いなどです。(独自ドメインの説明はステップ3をご覧ください)
広告収入を目的としているのであれば、有料版の「はてなブログPro」をお勧めします。月額600円(2019年9月時点)なので値段も高くありません。
またWordPressとの違いは、「はてなブログ」の方が初心者向けのブログサービスになっています。WordPressは自由度が高い分、設定する項目が多く初心者には難しいかもしれません。

WordPress
「はてなブログ」は「アメーバブログ」に近いブログサービスです。なぜなら「はてなブログ」と「アメーバブログ」には運営会社がいて、その会社に登録することでブログを作ることができます。
WordPressの場合は、運営会社はいません。無料で提供されている「WordPress」を使う事で、管理者は自分自身となります。
上記は「はてなブログPro」を利用した場合のイメージ図です。「はてなブログPro」の場合、独自ドメイン以外の物は「はてなブログ」側で準備してくれます。
以下の表の通り「はてなブログ」側で必要な物を準備してくれているので、利用者はすぐにブログを書き始めることができます。この点は大きなメリットです。ただしブログのデザインはWordPressに比べると少なく、広告掲載の自由度もWordPressに比べるとないのがデメリットとなります。
名称 | 説明 | 準備する人 |
独自ドメイン | サイトのURLとなるドメイン | 自分で独自ドメインを取得 |
レンタルサーバー | ブログを配置するWebサーバー | はてなブログが準備 |
ブログ作成ソフト | ブログを書くためのソフト | はてなブログが準備 |
ブログのデザイン | ブログデザインの雛形 | はてなブログが準備 |
拡張機能 | ブログを便利にする拡張機能(プラグイン) | なし |
上記は「WordPress」を利用した場合のイメージ図です。「はてなブログ」とは違い、必要な物を全て利用者が準備する必要があります。
以下の表の通り「WordPress」は、必要な物を全て自分で準備し設定していきます。そのためパソコンの知識がある程度必要となります。ただ「WordPress」の情報は、インターネットで検索すると沢山出てくるので、パソコンの知識があまりない人でも調べる力があれば問題ないと思われます。
「WordPress」の良い所は、ブログのデザインが豊富な所です。無料のデザインと有料のデザインがあり、有料デザインの場合は、まるで企業が作ったようなクオリティのブログを作ることが可能です。
また広告掲載の自由度もあるので、本格的に広告収入を考えている人は「WordPress」を利用をお勧めします。
名称 | 説明 | 準備する人 |
独自ドメイン | サイトのURLとなるドメイン | 自分で準備 |
レンタルサーバー | ブログを配置するWebサーバー | 自分で準備 |
ブログ作成ソフト | ブログを書くためのソフト | 自分で準備(WordPress) |
ブログのデザイン | ブログデザインの雛形 | 好きなでテーマを自分でインストール |
拡張機能 | ブログを便利にする拡張機能(プラグイン) | 必要な機能を自由にインストール |

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【ステップ3】独自ドメインを取得する


ドメインとはインターネット上の住所です。ドメインは以下のような形式で表されます。
https://ドメイン.co.jp
例えば、本サイトのURLは「https://medium-company.com」です。
独自ドメインとは、ユーザーが独自で決めたユニークなドメインのことをいいます。例えばブログを作りインターネット上に公開する時、ドメインが必要です。
ユーザーは、自分のブログのドメインを自由に決めることが出来ます。※ただし既に使われているドメインは使用できません。
このユーザーが自由に決めることが出来るドメインのことを独自ドメインといいます。
独自ドメインの取得は、ドメインを提供している企業から購入します。ドメインの価格は取得するトップレベルドメインにより異なりますが、1年で1,000円前後と格安です。
※トップレベルドメインとは「com」や「co.jp」などのドメインの最後についている文字のことをいいます。
独自ドメインを提供している有名な会社には「お名前.com」などがあります。どんなドメイン名にするかを検討し、独自ドメインを取得しましょう。

【ステップ4】レンタルサーバーを決める


ブログをインターネットに公開する為には、Webサーバーと呼ばれるサーバーの公開ディレクトリに配置する必要があります。
Webサーバーは自分で一から構築することも出来ますが、Webサーバーをレンタルで貸してくれる会社が存在します。それがレンタルサーバーです。レンタルサーバーは提供会社がブログをインターネットに公開する為に必要な設定を行ってくれているので、契約した利用者が難しい設定をする必要がありません。
代表的なレンタルサーバーは以下です。
レンタルサーバーの名称 | 説明 |
ロリポップ!![]() |
初心者向けの低価格なレンタルサーバー。2019年9月から高性能なハイスピードプランも登場しています。 |
エックスサーバー![]() |
安定性に提供がある人気のレンタルサーバー。 |
MixHost![]() |
LiteSpeedを採用している高性能なレンタルサーバー。 |
レンタルサーバーは、プランにより価格がだいぶ変ります。ロリポップの「スタンビートプラン」で月500円(※2019年9月時点)、エックスサーバーの「X10プラン」で月900円(※2019年9月時点)、MixHostの「スタンビートプラン」で月880円(※2019年9月時点)
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ロリポップは上記の3社の中では、一番低価格ですがその分性能が劣ります。ただ2019年9月に「ハイスピードプラン」が登場しているので、「ハイスピードプラン」を利用すれば他社との差はあまりないと考えられます。
エックスサーバーとMixHostはどちらも高性能で有名なサーバーです。

【ステップ5】ブログに掲載する記事を書く

「はてなブログ」を利用する場合の主なステップは以下です。
- 「はてなブログPro」に登録
- 独自ドメインを取得
- ブログのデザインを選択
- ブログの記事を書く
「WordPress」を利用する場合の主なステップは以下です。
- 独自ドメインを取得
- レンタルサーバーを借りる
- WordPressをダウンロードし、レンタルサーバーにインストールする
- ブログのデザインを選択
- ブログの記事を書く
WordPressのダウンロードとレンタルサーバーへのインストールは以下の記事をご覧ください。
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【初心者向け】WordPressとは?WordPressの始め方
続きを見る
【ステップ6】仲介会社に登録し広告を張る

仲介会社には「Google AdSense」と「ASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)」が存在します。「Google AdSense」と「ASP」の違いは、「Google AdSense」は掲載する広告をGoogleが自動で表示します。ブログの読者がよく購入する物や、よく見る記事などの行動から最適な広告をGoogleが判断して表示してくれるのです。
それに比べて「ASP」は表示する広告をブログの管理者が選びます。そのため初心者には「Google AdSense」がお勧めです。
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有名な仲介会社(広告主)は以下です。
広告主 または 仲介会社 | 説明 |
Google AdSense | Googleの提供しているコンテンツ連動型広告配信サービス。厳しい審査があり。 |
Amazonアソシエイト | Amazonが提供しているアフィリエイト。厳しい審査あり。 |
A8.net![]() |
一番有名なASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)。 |
バリューコマース | A8.netと並び有名なASP。 |
もしもアフィリエイト | A8.netやバリューコマースより知名度はないが、ダブル報酬制度など制度が充実しているASP。 |
「Google AdSense」や「Amazonアソシエイト」には厳しい審査があるため、ブログにある程度の記事を書いてから、申し込みすることをお勧めします。
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amazonアソシエイトに無事合格 | 受からない時に確認すること
続きを見る
まとめ
ブログで副業を始める方法について紹介しました。
ブログは、収入を得るまでに時間がかかり大変な作業ですが、パソコン または スマートフォンがあればどこでも記事を書くことが出来ます。
スマートフォンで「ネットニュースの閲覧」や「ゲーム」をしていた「空き時間」を有効活用しブログを書き続けることで、副収入を得ることが出来るのです。
ポイント
ブログは気軽に始められるので、まずはやってみることが大切です。