目次
アフィリエイトとは?
アフィリエイトとは企業の広告を自分のサイトに掲載し、そのサイトから一般の利用者が購入した場合に企業から紹介料をもらえる仕組みのことをいいます。そして企業の公告を自分のサイトに掲載している人をアフィリエイターといいます。
アフィリエイトの流れは以下の通りです。
(1) アフィリエイターは自分のサイトに企業の広告を掲載します。
(2) 一般の利用者が、アフィリエイターのサイトに訪問し掲載している広告から商品を購入します。
(3) 一般の利用者は購入した商品の支払いを企業に行います。
(4) 企業は一般の利用者に購入した商品を発送します。
(5) 企業は紹介手数料としてアフィリエイターに報酬を支払います。
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「企業」「アフィリエイター」「一般の利用者」すべての人にとってWin-Winの関係性なのがアフィリエイトです。
※Win-Winとは取り引きする双方に利益があることをいいます。
アフィリエイトが利用できる企業
アフィリエイトが利用できる企業は沢山あります。ショッピングで有名な「amazon」や「楽天」もアフィリエイトが利用できます。
またアフィリエイトには広告代理店があり、企業は広告代理店を利用していることが多いです。有名な広告代理店には「A8.net」や「もしもアフィリエイト」などがあります。
広告代理店が仲介する場合のアフィリエイトの流れは以下の通りです。
(1) 企業は広告代理店に広告掲載の登録をします。
(2) アフィリエイターは自分のサイトに広告代理店に登録されている企業の広告を掲載します。
(3) 一般の利用者が、アフィリエイターのサイトに訪問し掲載している広告から商品を購入します。
(4) 一般の利用者は購入した商品の支払いを企業に行います。
(5) 企業は一般の利用者に購入した商品を発送します。
(6) 広告代理店は紹介手数料としてアフィリエイターに報酬を支払います。
(7) 企業は紹介手数料として広告代理店に報酬を支払います。
広告代理店が企業の変わりにアフィリエイトの管理をしてくれるイメージです。
アフィリエイトはどのくらい儲かるの?
アフィリエイトマーケティング協会2018年の意識調査結果を発表しました。
(調査期間2018年3月3日~2018年3月10日、調査方法:インターネット上による無記名式アンケート、回答数は2,450件)
アンケートに答えた2,450名のアフィリエイターの1ヶ月の収入は以下になりました。
- 収入なし:23.3% (571名)
- 1,000円未満:14,5%(355名)
- 1,000円以上~5,000円未満:8.8%(215名)
- 5,000円以上~1万円未満:6.2%(152名)
- 1万円以上~3万円未満:8.7%(212名)
- 3万円以上~5万円未満:4,6%(113名)
- 5万円以上~10円未満:4.9%(119名)
- 10万円以上~20万円未満:5.6%(138名)
- 20万以上~50万円未満:8.4%(205名)
- 50万以上~100万未満:5.2%(127名)
- 100万以上:9.9%(243名)
1万円未満が52.8%、1万円以上が47.2%という数値になりました。
この数値だけを見るとアフィリエイトは2人に1人が1万円以上稼げる簡単な副業であることがデータからわかります。
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しかしこのデータはアフィリエイトを始めてからの経過年数を見るとイメージがだいぶ変わります。
アンケートに答えた2,450名のアフィリエイトを始めてからの経過年数は以下になりました。
- 1年未満:37.4%(916名)
- 1年以上~2年未満:16.2%(398名)
- 2年以上~3年未満:11.3%(278名)
- 3年以上~4年未満:6.9%(170名)
- 4年以上~5年未満:5.8%(143名)
- 5年以上~10年未満:14.7%(360名)
- 10年以上:10.3%(185名)
このアンケートを答えたアフィリエイターの62.6%が、1年以上アフィリエイトを続けているという結果になっています。しかし実際は1年未満で結果が出ずにアフィリエイトを辞めてしまうアフィリエイターはたくさんいます。
広告代理店の「もしもアフィリエイト」ではアフィリエイターの90.6%以上が平均月収入1万円以下というデータになっています。
アフィリエイターの期間限定の無記名アンケートより、広告代理店のデータの方が信憑性は高いと考えられます。
実際にアフィリエイトは安定した広告収入を得られるまで、かなりの時間がかかります。そして充実した記事を書く必要性、サイトの記事数も最低でも100記事くらいは必要と言われています。
しかし1年以上忍耐強くアフィリエイターとして、記事をアップし続け、SEO対策を行い、記事のブラッシュアップができれば1万円以上の広告収入が得られるようになるはずです。
SEOとは検索エンジン最適化のことをいい、サイトがGoogleなどの検索エンジンに上位表示されるために行う対策の事をいいます。サイトの売上を上げるためにはGoogleなどの検索エンジンで上位表示されることが必須です。
記事のブラッシュアップとは記事を見直して更によい記事にすることをいいます。たた単純に記事をアップしているだけでは、売上には見込めないことが多いです。同じサイトでも良く見られる記事とほとんど見られない記事に分かれることがあります。ほとんど見られない記事は何が原因なのかを追求しながら日々ブラッシュアップしていくことが大切です。
アフィリエイトマーケティング協会結果では18.9%の人がアフィリエイトで月10万円~50万円の報酬を、そして15%の人がアフィリエイトで月50万円以上の報酬をもらっている結果となりました。
実際アフィリエイトだけで生活している人たちが世の中には沢山います。全世界で59.5%のシェアを誇る「WordPress」が普及して誰でも簡単にサイトが作れてる時代となったため、競争率は更に激しくなってきていますが、夢のある副業であることは間違いないと思っています。
また今まではサラリーマンの副業は禁止されているのが一般的でした。しかし2018年に厚生労働省が副業を解禁しました。これからアフィリエイトで副業を始める人が増えてくることが予想され更に競争率は激しくなりそうです。
アフィリエイトで収入を得るために心得ること
アフィリエイトとは忍耐力との戦い
サイトを開設してすぐ収入がほしいところですが、3ヶ月くらいはほとんど収入はありません。SNSやはてなブックマークなどで集客している場合は別ですが、基本収入どころかほとんどアクセス数も増えません。しかし記事は書き続ける必要があります。
簡単にアフィリエイトで収入が得られると思っている人は、ここで挫折してしまう人が多いと思います。記事をアップするのは結構の大変です。収入が得られる保障もありません。
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3ヶ月目くらいからGoogleからの検索でアクセスが少しずつ増えはじめます。有益な記事を書いていれば序所にアクセス数が増えて売上も少しずつ増えていくはずです。

アフィリエイトはアクセス解析が重要
始めから有益な情報を書けるアフィリエイターは時間が経てば自然に収入が得られるようになっていきます。しかしそうでないアフィリエイターの方がほとんどだと思っています。
サイトの記事をアップし続けて、半年間くらい待ってもアクセス数が増えてこない場合は、「Google Analytics」「Google Search Console」でサイトの状態を分析してサイトを見直した方がいいと思います。
「Google Search Console」を使用すると自分のサイトがどんなキーワードで検索されて何位に表示されているのかが分かります。
記事を書くときに心得ておきたいことは、その記事が「どんなキーワードで検索されたいか」
キーワードはタイトルに必ず入れるべきです。後は見出しや強調文字にもできるだけ使用した方がいいと考えられています。しかし不自然にキーワードを入れ込みすぎると優秀なGoogleエンジンは有益なサイトと判断してくれないので、あくまでも自然な形で検索されたいキーワードを埋め込む必要があります。
記事のブラッシュアップを忘れずに
アクセス解析をするとどの記事がよく読まれていて、どの記事がほとんど読まれていないかが分かります。優秀な記事があっても、優秀ではない記事が沢山あるとサイトの足を引っ張ることになる危険性が考えられます。あまり読まれていない記事は改善点がないか、ブラッシュアップすることが大切です。

終わりに
アフィリエイトはどのくらい儲かるの?という疑問についてアフィリエイトマーケティング協会のアンケート結果から考察してみました。
始めが大変なアフィリエイトでの副業ですが、安定した収入が得られるようになると非常に助かります。「WordPress」の普及、そして厚生労働省の副業解禁によりアフィリエイトをやる人は増え競争率が激しくなることが予想されますが、その中で勝ち残っていけるように日々、コツコツとサイトに磨きをかけていければ、きっと収入は得られるはずです。